正常歩行について正しいのはどれか。
正答:3
正答:3
両足が同時に着いている時間が無くなれば、それは走行。正答は3。
歩行の周期を、時間の割合と用語の定義で言えるか。
歩行の1サイクルは、片方の踵が着いてから同じ踵が再び着くまでで、この間に2歩進む。1サイクルのうち足が地面に着いている時期が約60%、地面から離れている時期が約40%を占め、両足が同時に着いている時期は15〜20%である。速く歩くほど両足が同時に着いている時間は短くなり、それが0になった状態が走行である。したがって記述3が正しい。誤肢は3つとも数値や向きが逆である。1サイクルは2歩に相当し、地面に着いている時期のほうが長く、消費するエネルギーは遅すぎても増える。
1サイクルを1歩と取り違えるのが最も多い。踵が着いてから同じ踵が着くまでを1サイクルと決めているので、その間に反対の足も1歩出ていると考えると間違えない。数値は60対40と15〜20%を組にして覚える。速さとの関係は、速くなれば重なりが減る、という一方向で押さえる。
講義では、二重支持期を『両足がぺたっとついている瞬間』と説明する。右の踵がついた瞬間には左のつま先がまだ地面に残っており、この重なりが1周期のうち左右それぞれ10%ほど、合わせて15〜20%を占める。歩く速さが上がると回転が速くなり、この重なりは短くなる。逆にゆっくり歩けば地面に着いている時期が長くなり、重なりも大きくなる。そして重なりが0になった瞬間が走行である。競歩という競技は走ってはいけないという規則で成り立っており、つまり二重支持期が必ず無ければならない、というルール上の競技だと講義では説明される。地面に着いている時期は、踵が着く、足の裏全体が着く、体が真上を通る、踵が離れる、つま先が離れるという順に進み、離れている時期は股関節より後ろが加速期、真下が中間期、前が減速期に分けられる。この区分によって、どの局面に問題があるかを言葉にできるようになる。
数値と定義を4つ並べ、割合を逆にした肢を混ぜる。解法は、(1) 1サイクルの定義を確認、(2) 60対40と15〜20%を思い出す、(3) 速さとエネルギーの関係を確認する。
正しいのは「二重支持期が0になると走行となる」。1サイクルは2歩、立脚相が約60%で遊脚相より長い。歩行速度が遅すぎても消費エネルギーは増える。