狭義の神の働きでないのはどれか。
正答:3
正答:3
神には、生命活動全体の外に現れる働きを指す広義の神と、心が蔵し精神・意識・思惟・情動をつかさどる狭義の神がある。「生命活動の維持」は広義の神の内容で、狭義の神の働きではない。正答は3。
広義の神(生命活動の総称・その外候)と狭義の神(精神活動:意識・思惟・情動)を区別できるか。
広義の神は、顔色・目の輝き・動作・言葉など生命活動の現れ全体を指し、望診で「神あり・神なし」と言うときの神がこれにあたる。狭義の神は心に蔵され、思惟(考える)、意識、情動(喜怒などの反応)といった精神活動を統率し制御する働きで、五神(神・魂・魄・意・志)の中心でもある。したがって、思惟活動の維持、精神活動の制御、外界刺激に対する情動反応はいずれも狭義の神の働きであり、「生命活動の維持」は広義の神の内容。血が神を養い、心血が不足すると不眠・健忘・不安が起こるのは、狭義の神が養われなくなるため。
「神」という同じ字で2つの意味が使われる。広義=生命活動の総体とその現れ(望診の神)、狭義=精神活動(心神)。五神(神・魂・魄・意・志)の「神」は狭義。設問の「狭義の神の働きでない」を読み落として、神の働きとして正しい文を選ぶと外す。
心は神を蔵し血脈を主る。血が充実して初めて神は養われるので、心血虚では不眠・健忘・動悸、心火亢盛では不眠・狂躁が起こる。肝は疏泄により気機を整えて情志が過剰にならないよう制御し、心神と協働する。望診で生命力の盛衰を見る「得神・失神」は広義の神の評価。
否定形で、広義と狭義の境界を1つだけ混ぜる作り。解法は、(1) 狭義=精神活動と定義、(2) 精神活動でない文(生命活動の維持)を選ぶ。
神には広義と狭義がある。広義の神は生命活動全体とその現れで、顔色や目の輝きから得神・失神を判断する。狭義の神は心に蔵される精神活動で、思惟・意識を維持し、精神活動を統率・制御し、外界刺激への情動反応を起こす。血に養われ、血虚や火熱で失調する。「生命活動の維持」は広義、残り3つは狭義。