三毒説と関係するのはどれか。
正答:3
正答:3
三毒説は日本の漢方で説かれた病因論で、食毒・血毒・水毒の3つの「毒」が病を生むとする。打撲は血の停滞(瘀血=血毒)を生む原因なので、三毒と関係する。正答は3。
三毒説の3つ(食毒・血毒・水毒)を知り、打撲→血毒(瘀血)のように病因と毒を結びつけられるか。
三毒説では、飲食の不摂生で体内に滞る食毒、血のめぐりが滞り汚れた血が留まる血毒、水分代謝の失調で水が停滞する水毒の3つを病の根にある毒とみる。打撲などの外傷は局所の血の流れを止めて瘀血をつくる代表的な原因で、これは血毒に相当する。一方、疫癘は強い伝染性を持つ外来の邪気(癘気)で六淫とも三毒とも別枠、心労は七情(内因)、運動不足は不内外因のうち安逸(労逸の失調)に分類され、いずれも三毒の直接の原因としては挙げられない。第34回では同じ三毒説で「飲食不節」(食毒)が問われている。
三毒説(食毒・血毒・水毒)は中医学の病因分類(外因・内因・不内外因)とは別系統の、日本漢方の考え方。同じ「打撲」でも中医学では不内外因の外傷に入る。設問が「三毒説と関係する」と限定しているときは、食・血・水のどれに対応するかで判断する。
日本の伝統医学では、後世派・古方派などの流れの中で独自の病因論が立てられ、一気留滞説(気の停滞が万病の元)、万病一毒説(一つの毒が諸病を生む)、気血水説、三毒説などが知られる。三毒説は食毒・血毒・水毒を病の根とし、駆瘀血・利水・消食などの治法に結びつく。国家試験では三毒の3つと具体的な原因(飲食不節→食毒、打撲→血毒、水分停滞→水毒)の対応で出題される。
中医学の病因分類で正しく分類できる語(疫癘・心労・運動不足)を並べ、三毒という別系統の枠で選ばせる。解法は、(1) 三毒=食・血・水、(2) 各肢がどの毒を生むか、(3) 打撲→瘀血→血毒。
三毒説は日本の漢方で説かれた病因論で、飲食の不摂生による食毒、血の滞りによる血毒、水分代謝失調による水毒の3つを病の根とする。打撲は瘀血を生む外傷で血毒に対応する。疫癘は外来の癘気、心労は七情・労倦、運動不足は安逸で、いずれも中医学の病因分類の語であり三毒説の枠ではない。第34回は同じ枠で飲食不節(食毒)が問われた。