改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)にはなく、MMSEにある評価項目はどれか。
正答:2
正答:2
図形模写はMMSEにあってHDS-Rにない項目。HDS-Rは動作性の課題を含まない。正答は2。
2つの認知機能検査の項目の違いを知っているか。共通する項目と、片方にしかない項目を分けられるか。
改訂長谷川式簡易知能評価スケールは9つの質問からなり、年齢を尋ねる項目、日時と場所の見当識、3語の記銘、計算(100から7を順に引く)、数字の逆唱、3語の遅延再生、5つの物品の記銘、野菜の名前の列挙で構成される。すべて口頭でのやりとりで完結し、書く・描くといった動作性の課題を含まない。一方、MMSEには見当識・記銘・注意と計算・遅延再生・言語(呼称・復唱・理解・読字・書字)に加えて、図形模写(交差した五角形を描き写す)という構成行為の課題が含まれる。したがってMMSEにあってHDS-Rにないのは図形模写。計算・時間の見当識・単語の直後再生は両方にある。
HDS-Rが口頭のみで完結するという性質を押さえると、書字・図形模写・読字といった動作性の課題はすべてMMSE側だと分かる。逆にHDS-Rにしかないのは物品記銘と野菜の名前の列挙(語想起)。
HDS-R(30点満点、20点以下で認知症疑い)とMMSE(30点満点、23点以下で認知症疑い)。共通するのは見当識・記銘・遅延再生・計算。HDS-Rに特有なのは物品記銘と語の流暢性(野菜の名前)。MMSEに特有なのは呼称・復唱・3段階命令・読字・書字・図形模写といった言語と構成の課題。HDS-Rは動作性を含まないので検査の負担が少なく、寝たきりや視覚障害のある人にも実施しやすい。
両方にある項目を3つ並べ、片方だけにある1つを混ぜる。解法は、(1) 一方の検査の項目を全部書き出す、(2) 選択肢と照合して両方にあるものを消す、(3) 残った1つを選ぶ。
HDS-Rは9つの質問すべてが口頭でのやりとりで完結し、書く・描く課題を含まない。MMSEには交差した五角形を描き写す図形模写という構成行為の課題がある。計算・時間の見当識・単語の直後再生はどちらにもあるので、MMSEにあってHDS-Rにないのは図形模写。