三叉神経第2枝の神経痛に対する局所治療穴として適切なのはどれか。
正答:3
正答:3
三叉神経第2枝は眼窩下孔から顔面へ出る。その上にあるのは四白。正答は3。
三叉神経の枝ごとの出口と、そこに一致する経穴を結べるか。第29回問130と同型。
三叉神経は3枝に分かれ、それぞれ骨の孔から顔面へ出る。第1枝(眼神経)は眼窩上孔、第2枝(上顎神経)は眼窩下孔、第3枝(下顎神経)はオトガイ孔。神経痛の局所治療穴は、その枝が骨から出る孔の上に取るのが基本。四白は顔面部の眼窩下孔部にあり、承泣の下方で骨が陥凹しているところ、すなわち眼窩下神経が出る部にあたる。皮枝も上顎神経(三叉神経第2枝)で一致する。曲差は頭部にあり、前髪際から後ろへ5分、正中から外方へ1寸5分、陽白は眉の上方1寸で第1枝領域、大迎は下顎角の前方で咬筋付着部の前方陥凹部にあり第3枝領域。
陽白の皮枝が眼神経(第1枝)、四白の皮枝が上顎神経(第2枝)と、経穴の解剖欄に皮枝が書かれているので、そこで確認できる。四白と巨髎はどちらも瞳孔線上で紛らわしいが、四白は眼窩下孔部、巨髎は鼻翼下縁と同じ高さ。
三叉神経の3枝と出口・経穴:第1枝(眼神経)=眼窩上孔(陽白・攢竹・魚腰)、第2枝(上顎神経)=眼窩下孔(四白)、第3枝(下顎神経)=オトガイ孔(承漿の外方、大迎のあたり)。特発性三叉神経痛は第2枝の領域が最も多く、その次が第3枝、第1枝は少ない。血管による神経根の圧迫が原因とされ、洗顔・歯磨き・咀嚼が引き金になる。持続痛や感覚低下を伴えば症候性を疑い医療機関へつなぐ。
顔面と頭部の経穴を並べ、枝の領域を1つずつ確認させる。解法は、(1) 問われている枝の出口の孔を出す、(2) その孔の上にある経穴を選ぶ、(3) 他の肢の皮枝を確認して消す。
三叉神経の神経痛では、その枝が骨から出る孔の上に局所治療穴を取る。第2枝は眼窩下孔から出るので、眼窩下孔部にある四白。皮枝も上顎神経で一致する。陽白は第1枝領域、大迎は第3枝領域、曲差は頭部で顔面の出口ではない。経穴の解剖欄の皮枝を見れば確認できる。