問163
小児鍼で、接触鍼と摩擦鍼の両方の特徴をもつのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:3
正答:3
皮膚に当てる働きとこすってなでる働きを併せもつ鍼。正答は3。
小児鍼の道具を、皮膚への当て方で分けられるか。
小児鍼は皮膚に刺さずに刺激を与える道具で、皮膚へ当てて押す使い方をするものと、皮膚の上をこすってなでる使い方をするものに分かれる。いちょう鍼は、扇の形をした先端を皮膚に当てて押すことも、そのまま皮膚をこすることもできるため、両方の特徴を併せもつ。したがって記述3が正しい。誤肢は使い方が一方に寄る。細い毛のような突起を束ねたものは皮膚に軽く当てて用い、振り子のように動かすものは当てて叩く使い方、車輪を転がすものは皮膚の上を転がしてこする使い方である。
道具の名前を覚えていても、当てるのかこするのかまで結び付けていないと選べない。名前が形を表しているので、形から使い方を想像するとよい。車輪の形なら転がす、扇の形なら当てもこすりもできる、という具合である。
小児鍼は、刺さないため痛みがなく、皮膚への軽い刺激で自律神経の働きを整えることを狙う。夜泣き、かんの虫、食欲不振、夜尿などに用いられ、施術の時間は数分と短い。子どもは刺激に敏感なので、刺激量を抑え、嫌がる前に終えることが大切である。道具は使うたびに消毒し、複数の子どもで共用しない。
道具名を4つ並べ、使い方の重なりで選ばせる。解法は、(1) 各道具の形を思い出す、(2) 当てるかこするかを判定、(3) 両方できるものを選ぶ。
接触鍼と摩擦鍼の両方の特徴をもつのはいちょう鍼。ローラー鍼は転がしてこすり、集毛鍼と振子鍼は当てて用いる。