問171
透熱灸に用いる艾の品質で最も適切なのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:3
正答:3
よく精製された艾は白っぽい。正答は3。
精製の度合いを、色・手触り・夾雑物などの手がかりで判断できるか。
艾は精製の度合いによって性質が変わる。よく精製されたものは、香りがよく、手触りが柔らかく、色は淡い黄白色で、繊維が細かく、夾雑物が少なく、燃やしたときの煙が薄くて量が少なく、燃焼の温度が低い。精製の度合いが低いものはこの逆で、生の葉の香りが残り、手触りが固く、色は黒褐色である。皮膚に直接据える灸には、燃焼の温度が低く刺激のやわらかい、よく精製されたものを使う。したがって記述3が正しい。誤肢は3つとも精製の度合いが低い側の性質である。
色の名前を覚えていないと選べないので、精製が進むほど白っぽく軽くなる、という方向で覚える。夾雑物、繊維の粗さ、煙の量、燃焼温度はすべて同じ方向にそろうので、1つ分かれば他も導ける。
皮膚に直接据える灸には、燃焼の温度が低く刺激が穏やかな精製度の高いものを使い、皮膚から離して用いる灸や、物を隔てて用いる灸には精製度の低いものを使う。艾には毛と腺毛のほか、繊維、たんぱく質などの有機物、脂質、灰分、ビタミンが含まれる。用途に応じて精製度を選ぶことが、刺激量の調節の第一歩になる。
品質の記述を4つ並べ、精製度の低い側の性質を3つ置く。解法は、(1) 精製度の高低で性質を表にする、(2) 各肢がどちら側かを判定、(3) 高い側のものを選ぶ。
透熱灸に用いる艾は淡黄白色。湿気・夾雑物・灰分が多いのは精製度が低い側の性質。精製が進むほど白く柔らかく、燃焼温度が低い。