問172
焦灼灸について正しいのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:1
正答:1
イボやウオノメの組織を焼いて壊す灸。一点に何度も据える。正答は1。
灸法を、狙いと据え方で分けられるか。
焦灼灸は、熱の刺激によって病んだ組織を壊すことを狙う灸法である。イボ、タコ、ウオノメなどに対して、その局所へ直接据えることで組織を壊し、かさぶたが自然に落ちて治るのを待つ。組織を壊すには十分な熱量が要るので、同じ一点へ何度も重ねて据える。したがって記述1が正しい。誤肢は狙いが違う。気持ちのよいところで消すのは熱さを感じたら取り除く別の灸法、免疫の働きが落ちた人に適するという記述は、痕を残す灸が化膿しやすいことと矛盾する。離した位置から熱を伝える方法は、痕を残さない灸の特徴である。
灸法の名前は多いが、まず痕を残すか残さないかで二分し、次に狙いで分けると整理しやすい。痕を残す灸には、病んだ組織を壊すもの、膿ませて防衛の力を高めるもの、点で熱を通すものがある。痕を残さない灸には、熱さを感じたら取り除くもの、離した位置から温めるもの、物を隔てるものがある。
組織を壊すことを狙う灸は、対象が皮膚の限られた病変であり、範囲を超えて周囲を傷めないよう慎重に行う。かさぶたが落ちるまでの間、清潔を保つよう指導する。感染に弱い人では化膿の危険が高いので、痕を残す灸そのものを避ける。イボについてはウイルスによるものがあり、広がる恐れがあるため、皮膚科への紹介も選択肢になる。
灸法の特徴を4つ並べ、別の灸法の特徴を混ぜる。解法は、(1) 痕を残すか残さないかで分ける、(2) 狙いを確認、(3) 一致する記述を選ぶ。
正しいのは「一局所に多壮施灸する」。焦灼灸は組織を壊すのが狙い。気持ちよいところで消すのは知熱灸、輻射熱は無痕灸、免疫低下者には有痕灸は適さない。