問173
輻射熱を用いるのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:2
正答:2
皮膚から離してもぐさを燃やし、放たれる熱で温める。正答は2。
熱の伝わり方から、灸法を分けられるか。
熱の伝わり方には、直接触れて伝わるもの、間の空気の流れで運ばれるもの、電磁波として放たれるものがある。天井と底のない木の箱を体に置き、その中でもぐさを燃やして温める方法は、もぐさを患部から離して燃やし、放たれる熱で温める灸法である。したがって記述2が正しい。誤肢は熱の伝わり方が違う。棒の先端に紙や布を当てて皮膚へ押し当てる方法は物を隔てて触れさせるもの、塩を隔てて据える方法も物を介して触れさせるもの、薬を用いてもぐさを使わないものは熱ではなく化学の刺激である。
名前だけでは熱の伝わり方が分からないので、皮膚と熱源の間に何があるかで判断する。何もなければ放たれる熱、物があれば伝わる熱、というように分ける。棒状のもぐさを離して用いれば放たれる熱だが、押し当てれば伝わる熱になる点も要注意である。
棒状のもぐさと箱を用いる方法は、どちらも患部から離して燃やし、放たれる熱で温める。筒状や台座のついた灸では、放たれる熱に加えて物を介して伝わる熱も加わる。もぐさを使わない灸には、紅を用いるもの、うるしを用いるものがあり、これらは化学の刺激に分類される。刺激の性質が違えば、狙う反応も変わる。
灸法を4つ並べ、熱の伝わり方で選ばせる。解法は、(1) 皮膚と熱源の間に何があるかを確認、(2) 放たれる熱か伝わる熱かを判定、(3) 放たれる熱のものを選ぶ。
輻射熱を用いるのは箱灸。押灸は物を隔てて押し当て、塩灸は塩を介し、紅灸はモグサを使わない薬物灸。皮膚と熱源の間に何があるかで分ける。