問174
小児に対して最も適した灸法はどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:4
正答:4
痕を残さず、離した位置から温める方法。正答は4。
対象の年齢や体力から、選ぶべき灸法を判断できるか。
痕を残さない灸は、温かく気持ちのよい刺激を与えて反応を引き出す方法で、痕を残す灸が適さない部位や、小児、女性、体力の弱い人に用いられる。棒状のもぐさを離して燃やす方法はこれにあたり、熱さを調節しやすく痕も残らない。したがって記述4が正しい。誤肢は3つとも痕を残す灸である。点で熱を通すもの、組織を壊すもの、膿ませるものは、いずれも小児には適さない。とくに膿ませる方法は、小児や体力の弱い人には適さないと明記されている。
灸法の名前を痕の有無で二分できていれば、この設問は即答できる。小児は皮膚が薄く、熱さを訴える言葉も十分でないため、痕を残す灸を選ぶ場面はない。距離と時間で刺激量を細かく調節できることも、離して温める方法の利点である。
小児への施術では、刺激量を抑え、嫌がる前に終えることが原則になる。灸のほか、刺さずに皮膚をなでたり当てたりする鍼も用いられる。保護者への説明として、施術後にだるさや眠気が出ることがあること、皮膚が赤くなっても短時間で引くことを伝えておくと安心につながる。
灸法を4つ並べ、痕を残す灸を3つ置く。解法は、(1) 痕の有無で分ける、(2) 対象の年齢と体力を確認、(3) 痕を残さないものを選ぶ。
小児に最も適するのは艾条灸。透熱灸・焦灼灸・打膿灸はいずれも有痕灸で小児には適さない。痕の有無で二分すれば即答できる。