問175
温熱刺激情報を二次ニューロンへ伝達するのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:1
正答:1
感覚の一次の線維が脊髄で使う、興奮を伝える代表的な物質。正答は1。
感覚の乗り換えの場で使われる伝達物質を言えるか。
皮膚で受け取られた温度や痛みの情報は、一次の線維によって脊髄の後角へ運ばれ、そこで次の細胞へ乗り換える。この乗り換えの場で、一次の線維が放出して次の細胞を興奮させる代表的な物質がグルタミン酸である。したがって記述1が正しい。誤肢は働く場が違う。1つは交感神経の終末や下行する抑制の系で働く物質、1つは自律神経の節や骨格筋の接ぎ目、汗腺で働く物質、1つは中脳の黒質から線条体へ向かう系などで働く物質である。
伝達物質は多く、どこで何が使われるかを整理していないと選べない。感覚の入り口では興奮を伝える物質、下行する抑制ではノルアドレナリンとセロトニン、自律神経の節ではアセチルコリン、というように場所と物質を対で覚える。
脊髄後角は、感覚の入り口であると同時に、痛みを抑える仕組みが働く場でもある。ここで一次の線維からの入力が抑えられれば、痛みは上へ伝わりにくくなる。灸の刺激が痛みを和らげる説明の一つがこれで、入力の場そのものを調節している。神経ペプチドも一次の線維から放出され、伝達を修飾する。
伝達物質を4つ並べ、働く場で選ばせる。解法は、(1) 各物質が働く場を書く、(2) 設問の場を確認、(3) 一致するものを選ぶ。
温熱刺激情報を二次ニューロンへ伝達するのはグルタミン酸。ノルアドレナリンは下行性抑制、アセチルコリンは自律神経節など、ドパミンは中脳の系。