問6
我が国の2021年度の学校管理下における死亡で最も多いのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:1
正答:1
学校の管理下で最も多い死亡は、心臓が突然止まるもの。正答は1。
学校で起こる災害の統計を、死亡の原因の内訳で読めるか。
学校の管理下で起こった災害は、負傷や疾病、障害、死亡に分けて集計される。死亡の内訳では、それまで元気だった児童生徒が急に心臓の働きを失って亡くなるものが最も多い。運動中や運動の直後に起こることが多く、心臓に潜在的な異常がある場合が背景にある。したがって記述1が正しい。誤肢は3つとも件数が少ない。窒息、全身の打撲、頭部の外傷は、いずれも突然の心停止より少ない。
事故による死亡が多いという印象があるが、実際には突然に心臓が止まるものが最上位である。だからこそ、学校には自動体外式除細動器が置かれ、教職員が使い方を身につけている。統計の順位と、現場の備えが結びついている。
突然に心臓が止まった場合は、直ちに胸骨圧迫を始め、装置を装着して電気ショックの要否を判断する。押す深さは約5cm、テンポは1分間に100〜120回、中断を最小にして絶え間なく続ける。救急隊に引き継ぐまで、またはふだんどおりの呼吸や目的のあるしぐさが認められるまで続ける。学校では、運動中の様子の観察と、既往歴の把握も予防として重要になる。
死因を4つ並べ、順位を問う。解法は、(1) 学校での備えを思い出す、(2) 除細動器が置かれる理由を考える、(3) 突然の心停止を選ぶ。
学校管理下の死亡で最も多いのは突然死。溺死以外の窒息死・全身打撲・頭部外傷はいずれもこれより少ない。学校にAEDが置かれている理由と結びつく。