問8
産業衛生管理のうち作業管理はどれか。
この問題の分類段階2 理解正答の理由や選択肢の違いを整理する問題
正答:4
正答:4
有害物を吸い込まないよう人の側で防ぐ手立て。正答は4。
対策を打つ場所(場・人・結果の確認)で3つの管理を分けられるか。
有害な要因から働く人を守る取り組みには、対策を打つ場所によって3つの区分がある。有害物そのものを減らす、隔てる、換気で薄めるといった手立ては場に対するもの。曝露する時間を短くする、姿勢を改める、保護具を身につけるといった手立ては人に対するもの。そして健康診断で体の状態を追うのは結果を確かめるものである。呼吸を守る保護具は、有害物が空気中に残っている前提で、それを吸い込まないよう人の側で防ぐ手立てなので、2つ目の区分に入る。したがって記述4が正しい。誤肢のうち換気と測定は場に対するもの、健康診断は結果を確かめるものである。
名前が似ているので、対策を打つ場所で分けるとよい。空気中の有害物を減らすのは場、それを吸い込まないようにするのは人、体に影響が出ていないか確かめるのが結果の確認である。同じ論点が第30回問10でも問われており、選択肢の並びが入れ替わるだけのことが多い。
有害な要因への対策には優先順位があり、まず発生そのものを無くす、次に隔てる、次に換気で薄める、それでも残る分を保護具で防ぐ、という順で考える。保護具は最後の手段であり、それだけに頼るのは適切でない。健康の管理では、雇い入れのときと定期の健康診断のほか、有害な業務に就く人への特殊な健康診断が行われる。
取り組みを4つ並べ、環境管理と健康管理を混ぜる。解法は、(1) 3管理の対象を書く、(2) 人の側のものを探す、(3) それを選ぶ。
作業管理は呼吸用保護具の使用。作業場の換気と作業環境測定は作業環境管理、定期健康診断は健康管理。場か人かで分ける。