血漿について正しいのはどれか。
正答:3
正答:3
アルブミンは水を血管の中に引き止める力を生む。正答は3。
血漿の色・作られる場所・成分ごとの役割を言えるか。
血漿は血液から細胞成分を除いた淡黄色の液体で、複数の蛋白質を含む。最も多いアルブミンは血漿膠質浸透圧の維持に大きく働き、水分を血管内に保つ。したがって記述3が正しい。血漿蛋白の大部分は肝臓で合成され、骨髄は主に血球を作る。フィブリノゲンは血液凝固に関わる蛋白質で、単独の栄養状態の指標ではない。アルブミンやプレアルブミンの血中濃度も炎症、毛細血管透過性、肝機能、腎からの喪失などの影響を受けるため、栄養状態そのものを示す単独の指標として用いない。
血漿と血清の違いも押さえておく。血漿から凝固に使われる成分を除いたものが血清で、放置して固まったあとの上澄みにあたる。血漿蛋白の役割は、アルブミンが水を引き止める、グロブリンが免疫と運搬、フィブリノゲンが凝固、と3つに分けると混ざらない。
肝臓の働きが低下するとアルブミン合成が減り、ネフローゼ症候群では尿中へアルブミンが失われる。血漿膠質浸透圧が低下すると、腹水や浮腫につながる。アルブミンには薬物、脂肪酸、ビリルビンなどを結合して運ぶ役割もある。一方、血清アルブミンやプレアルブミンは炎症や毛細血管透過性の変化などでも低下し、総蛋白量や筋肉量、栄養状態そのものの代用にはならない。栄養評価は摂取量、体重変化、身体所見、筋肉量、疾患と炎症の状態などを組み合わせて行う。
血漿について4つ並べ、色・作る場所・成分の役割を入れ替える。解法は、(1) 血漿と血清、血漿と血球を分ける、(2) 作る臓器を確認、(3) 蛋白質ごとの役割を割り当てる。
アルブミンは血漿膠質浸透圧の維持に働く。血漿は淡黄色で、血漿蛋白の大部分は肝臓で作られ、フィブリノゲンは凝固に関わる。フィブリノゲンの代わりにアルブミンを単独の栄養指標と考えるのも適切ではなく、アルブミンやプレアルブミンは炎症などの影響を受ける。