ホメオスタシスについて正しいのはどれか。
正答:2
正答:2
血液の酸性度はごく狭い範囲に保たれており、およそ7.4になる。正答は2。
体液に関する基本的な数値を覚えているか。
体の中の環境は、外がどう変わっても一定に保たれるように調節されている。血液の酸性度もそのひとつで、およそ7.35から7.45という狭い範囲に収まっている。この範囲を外れると酵素が働かなくなるので、呼吸で二酸化炭素を調節し、腎で酸や重炭酸をやりとりして戻す。したがって記述2が正しい。誤肢は3つとも数字が違う。成人の1日の尿量はおよそ1000から1500ミリリットルで、400ミリリットルは尿が出にくくなった状態にあたる。細胞外液の濃さは0.9パーセントの食塩水とほぼ等しく、3パーセントではない。体液のうち細胞の中にある分は全体のおよそ3分の2を占めるので、15パーセントということはない。
血液の酸性度は7という中性の値と近いので、7.4という数字が中性寄りだと思いやすいが、実際にはごく狭い範囲にしか許容がない。ここから外れることの危険は、数字の小ささからは伝わりにくい。0.9パーセントという濃さも、生理食塩水として実務で使う値なので、赤血球が壊れない濃さと結びつけて覚える。
体液は全体で体重のおよそ6割を占め、そのうち3分の2が細胞の中、3分の1が細胞の外にある。細胞の外の分はさらに、血管の中と、細胞の間を満たす分に分かれる。酸性度の調節は、呼吸による二酸化炭素の出し入れが速く働き、腎による調節が遅れて確実に働く。呼吸が乱れると酸性度も乱れるのはこのためで、過換気ではアルカリ性に傾く。
体液の数値を4つ並べ、桁や割合を変える。解法は、(1) 覚えている数値を先に挙げる、(2) 実務で使う値(生理食塩水の濃さ、1日尿量)と照合する、(3) 割合の分母が何かを確認する。
血液のpHは約7.4。1日の尿量は400ではなく1000〜1500ミリリットル、細胞外液の濃さは3ではなく0.9パーセントの食塩水と等しく、細胞内液は15ではなく体液の約3分の2を占める。