問30
寿命が最も長い細胞はどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:1
正答:1
神経細胞は生まれたあとほとんど入れ替わらず、一生使われる。正答は1。
細胞ごとの入れ替わりの速さを比べられるか。
体の細胞は、絶えず入れ替わるものと、ほとんど入れ替わらないものに分かれる。分裂して増える力をもつ細胞は入れ替わりが速く、その力を失った細胞は長くとどまる。神経細胞は成熟すると分裂しなくなるので、生まれたあとほとんど入れ替わらず一生使われる。したがって寿命が最も長い。誤肢はいずれも入れ替わりの速い細胞である。赤血球はおよそ120日、血小板はおよそ10日で入れ替わる。皮膚や消化管の表面をおおう上皮細胞は数日から数週間で新しいものに置き換わり、絶えず剥がれ落ちている。
分裂する力があるかどうかが寿命の長短を決める、という関係で覚えると個別の数字に頼らずに済む。神経細胞と心筋細胞は分裂しないので、傷んでも元に戻りにくい。だから脳梗塞や心筋梗塞では壊れた部分が機能を失ったまま残る。
分裂しない細胞が傷むと、その場は線維に置き換わって瘢痕になる。心筋梗塞のあとに残る硬い部分がその例である。一方、上皮のように分裂の速い細胞は再生できるが、そのぶん抗がん薬や放射線の影響を受けやすく、口内炎や脱毛、消化管の障害が副作用として出る。細胞の老化では、分裂する力が落ち、傷を直す力も落ち、異常な蛋白質が溜まっていく。
細胞を4つ並べ、寿命の長短を問う。解法は、(1) 各細胞が分裂するかどうかを確認、(2) 分裂しないものが長いと判断、(3) 数字を思い出して裏づける。
寿命が最も長いのは神経細胞。赤血球は約120日、血小板は約10日、上皮細胞は数日から数週間で入れ替わる。分裂する力があるかどうかで長短が決まる。