問31
大脳皮質の機能局在について正しいのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:4
正答:4
体の感覚を受け取るのは、中心溝のすぐ後ろの回。正答は4。
大脳皮質の主な働きが、どの葉のどこにあるかを言えるか。
大脳の表面は溝によって区切られ、働きごとに場所が決まっている。中心溝をはさんで、前側の回が体を動かす指令を出し、後ろ側の回が体からの感覚を受け取る。したがって体性感覚野があるのは中心後回である。誤肢は3つとも場所が違う。運動野があるのは中心前回で、側頭葉の上部ではない。聴覚野は側頭葉の上部にあり、中心前回ではない。視覚野は後頭葉にあり、前頭葉の下部ではない。前頭葉の下部にあるのは言葉を話すことに関わる領域である。
中心溝をはさんで前が運動、後ろが感覚という一点を押さえると、選択肢1と4が同時に決まる。残りは、聴覚が耳に近い側頭葉、視覚が最も後ろの後頭葉、と場所と器官の位置を結びつける。前頭葉の下部にある言葉の領域は、傷むと言いたいことが言えなくなる。
運動野と体性感覚野では、体の部位が順序よく並んで対応しており、手や口のように細かい動きや感覚が要る部分ほど広い面積を占める。中大脳動脈の領域が詰まると、この並びのうち上肢と顔の部分が侵されやすい。言葉に関わる領域は多くの人で左半球にあり、そのために左半球の障害では失語が前面に出る。
大脳皮質の働きと場所を4つ並べ、場所を入れ替える。解法は、(1) 中心溝の前後で運動と感覚を分ける、(2) 感覚器の位置と葉を結びつける、(3) 前頭葉の下部が言葉の領域であることを確認する。
体性感覚野は中心後回にある。運動野は側頭葉上部ではなく中心前回、聴覚野は中心前回ではなく側頭葉上部、視覚野は前頭葉下部ではなく後頭葉。中心溝の前後で運動と感覚を分ける。