問33
疾病の経過において不定愁訴が現れる時期はどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:2
正答:2
何となく調子が悪いだけで、その病気らしい症状はまだ出ていない時期。正答は2。
経過の区分を、症状のはっきりしなさで判断できるか。
病気の経過は、自覚できる症状がまだ出ない時期から始まり、発病の初めで漠然とした不調が出る時期、その病気らしい症状が現れて強まる時期、症状が頂点に達する時期、和らぐ時期、治る時期と進む。どこが悪いとも言いがたい漠然とした訴えが出るのは、発病の初めにあたる前駆期である。したがって記述2が正しい。誤肢は時期が違う。感染してから発病するまでは自覚できる症状が無く、その後は病気らしい症状がそろって強まり、やがて頂点に達する。
風邪に当てはめると、初めのだるさや喉の痛みが前駆期、熱や関節の痛みが出て強まるのが侵襲期にあたる。教科書はこの侵襲期を進行期と呼んでいるので、語が違う点に注意する。潜伏期には症状が無いが、体の中ではすでに免疫と微生物のせめぎ合いが始まっている。
病的な現象のうち、患者が自分で感じられるものを自覚症状、患者は気づかないが検査などで指摘できるものを他覚症状という。また、病変そのものによる症状と、転移など二次的に生じた症状を分けて考えることもある。経過にかかる時間で急性、亜急性、慢性に分けることも一般的で、急性のものは全経過が1〜2か月までを指す。これらは経過を見た結果としての分類である。
時期の名を4つ並べ、症状のはっきりしなさで選ばせる。解法は、(1) 経過を順に書く、(2) 漠然とした訴えがどこかを決める、(3) その名を選ぶ。
不定愁訴が現れるのは前駆期。潜伏期は症状なし、侵襲期は病気らしい症状が強まる時期、極期は頂点。風邪の経過に当てはめると順序が出る。