問34
疾患・症候と代謝異常の組合せで最も適切なのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:3
正答:3
皮膚にできる黄色い盛り上がりは、脂の代謝の乱れによる。正答は3。
症候と、それを起こす代謝の種類を対応づけられるか。
体にたまる物質は、どの代謝から来るかで整理できる。皮膚やまぶたにできる黄色い盛り上がりは、脂質が細胞にたまってできるもので、脂の代謝の乱れによる。血中のコレステロールが高い状態を背景にすることが多い。したがって記述3が正しい。誤肢は組み合わせが違う。黄疸は赤血球が壊れた後にできる胆汁の色素による生体色素の異常、尿酸がたまる病気は核酸の代謝の異常、鉄を含む色素がたまる状態も生体色素の異常である。
名前に色の字が入るものが2つあるので混ざりやすい。黄疸は胆汁の色素、黄色腫は脂質の沈着で、由来がまったく違う。物質の由来を、糖・脂質・蛋白質・核酸・生体色素の5つに振り分けて覚えると取り違えない。
脂質が細胞の中に過剰にたまる状態を脂肪変性という。ここでいう脂質は、中性脂肪、コレステロールとその結合したものを指す。標本を作るときに有機溶媒を使うと脂は溶け出してしまうので、明るい空隙として見える。検出するには凍らせた切片に脂を染める色素を用い、コレステロールの結晶は偏光の顕微鏡で見る。蛋白質の摂りすぎは尿毒症や尿酸の病気、線維状の蛋白の沈着と関連づけて整理される。
症候と代謝を組で並べ、色の字が入るものを2つ置く。解法は、(1) 各症候でたまる物質を書く、(2) その物質がどの代謝から来るかを当てる、(3) 正しい組を選ぶ。
正しい組合せは黄色腫と脂質代謝異常。黄疸は生体色素、痛風は核酸代謝、ヘモジデローシスは生体色素の異常。物質の由来で振り分ける。