問43
易感染性をきたす疾患として最も適切なのはどれか。
この問題の分類段階2 理解正答の理由や選択肢の違いを整理する問題
正答:3
正答:3
白血球が正しく作られなくなる病気では、感染に弱くなる。正答は3。
感染に弱くなる仕組みを、血液のどの成分が減るかで判断できるか。
感染から体を守るのは白血球である。骨髄で血液の細胞が異常に増える病気では、正常な白血球が作られなくなり、感染に弱くなる。したがって記述3が最も適切である。誤肢は減る成分が違う。鉄が足りない貧血とビタミンの欠乏による貧血では赤血球が問題になり、酸素を運ぶ働きは落ちるが感染への抵抗が直接落ちるわけではない。血小板が減る病気では出血しやすくなるが、感染への抵抗は保たれる。
血液の病気を、赤血球・白血球・血小板のどれが減るかで振り分けると即座に判断できる。赤血球が減れば貧血の症状、白血球が減れば感染、血小板が減れば出血である。3つの系統をそろえて整理しておく。
感染に弱くなる状態は、免疫の力が著しく落ちた人で、ふだんは害のない常在の菌による感染が簡単に成立することにつながる。背景となる病気には、白血病、悪性リンパ腫、重い糖尿病、後天性免疫不全症候群がある。免疫を抑える薬を長く使う人や、ステロイドを長く使う人も同じ状態になる。施術では、皮膚に傷を作る手技を避け、清潔の管理を徹底する。
血液疾患を4つ並べ、赤血球と血小板の病気を混ぜる。解法は、(1) どの成分が減るかを書く、(2) 白血球が減るものを探す、(3) それを選ぶ。
易感染性をきたすのは急性骨髄性白血病。正常な白血球が作られないため。鉄欠乏性貧血・巨赤芽球性貧血は赤血球、特発性血小板減少性紫斑病は血小板の問題。