問44
便秘の原因で最も適切なのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:1
正答:1
強い鎮痛薬は腸の動きを抑えるので、便が出にくくなる。正答は1。
便通の異常を、腸の動きが増えるか減るかで判断できるか。
便秘は、腸の内容が進みにくくなることで起こる。強い痛み止めとして使われる薬は、腸の壁にある受容体に働いて動きを抑えるため、ほぼ確実に便秘を招く。がんの痛みに使うときは、初めから下剤を併せて使うのが原則になっている。したがって記述1が最も適切である。誤肢は3つとも下痢の側である。胃を切除した後は食べたものが速く腸へ流れ、ウイルスの感染では腸の粘膜が傷んで水分が吸収されず、乳糖を分解できない状態では腸の中の浸透圧が上がって水を引き込む。
下痢を起こすものが3つ並んでいるので、便通が遅くなるものを1つ探せばよい。薬による便秘は見落とされやすいが、実際には頻度が高い。痛み止めのほか、抗コリン作用のある薬、鉄剤、一部の降圧薬も便秘を起こす。服薬の内容を聞き取ることが手がかりになる。
便秘は、腸の動きが弱いもの、腸の緊張が高すぎて内容が進まないもの、直腸に便がたまっても排出できないもの、腸が狭くなって通れないものに分けられる。急に始まった便秘で、体重が減る、血が混じる、腹が張って吐くといった症状を伴う場合は、腸が狭くなる病気を疑って医療機関へつなぐ。
原因を4つ並べ、下痢の原因を3つ置く。解法は、(1) 各肢が腸の動きを速めるか遅くするかを判定、(2) 遅くするものを探す、(3) それを選ぶ。
便秘の原因はオピオイド内服。腸管の運動を抑えるため。胃切除・ノロウイルス感染・乳糖不耐症はいずれも下痢の側。