問47
脳神経で、障害されると僧帽筋の筋力低下を示すのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:4
正答:4
僧帽筋と胸鎖乳突筋を動かす運動の神経。正答は4。
脳神経の支配する筋を対応づけられるか。
脳神経のうち、僧帽筋の上部と胸鎖乳突筋を支配するのは運動の神経である第11の脳神経である。この神経が傷むと肩が下がり、首を回しにくくなる。したがって記述4が正しい。誤肢は支配する対象が違う。第5の神経は顔の感覚と噛む筋、第7の神経は顔の表情の筋と舌の前3分の2の味覚と涙腺唾液腺への分泌の線維、第10の神経は口蓋と咽頭の働きに関わる。
首から肩にかけての筋なので、頸神経が支配していると思いがちだが、脳神経が担っている。首を回す筋と肩をすくめる筋が同じ神経の支配であることを対にして覚える。麻痺すると肩が下がり、頭を反対側へ回しにくくなる。
脳神経の診察では、嗅ぐ、見る、眼を動かす、顔の感覚と噛む、顔の表情、聞く、飲み込む、肩をすくめる、舌を出す、という順に働きを確かめていく。顔面神経が麻痺すると、麻痺した側で鼻から口へ走る溝が浅くなり、口角が下がり、まぶたの隙間が開く。これらは視診で分かるので、施術の前の観察でも気づける。
脳神経を4つ並べ、支配する対象で選ばせる。解法は、(1) 各神経の支配を書く、(2) 僧帽筋を探す、(3) その神経を選ぶ。
僧帽筋の筋力低下を示すのは副神経。三叉神経は顔の感覚と咀嚼、顔面神経は表情筋、迷走神経は口蓋と咽頭。首を回す筋と肩をすくめる筋が同じ支配。