問48
ターミナルケアについて最も適切なのはどれか。
この問題の分類段階2 理解正答の理由や選択肢の違いを整理する問題
正答:2
正答:2
治すことではなく、苦痛を和らげることを最大限に考える。正答は2。
終末期のケアの目標と、決定の主体を正しく言えるか。
治すことが望めない段階では、目標は病気を治すことから、残された時間を穏やかに過ごせるようにすることへ移る。体の痛みだけでなく、心の苦しみ、社会的な困りごと、生きる意味に関わる苦しみを含めて和らげることを最大限に考える。したがって記述2が最も適切である。誤肢は3つとも方向が違う。もとの病気を治すことを目標にする段階ではなく、生活の質より延命を優先するのでもなく、方針の決定は患者本人の意思を中心に、家族と医療者が話し合って決める。
「延命か生活の質か」という問いは、どちらか一方に固定されるものではなく、本人が何を望むかによって決まる。設問が誤りとしているのは、本人を外して決めることと、生活の質を後回しにすることである。本人の意思が確認できない場合の手順も、あらかじめ話し合っておくことが望ましいとされる。
治療とは、患者の体と心の苦痛や、生体に不利な条件を取り除き、健康な状態へ戻す行為をいう。単に病巣を治すだけでなく、リハビリテーションや生活の指導を含め、社会へ戻れることを目標にする。治すことが望めない段階では、この目標が変わり、苦痛を取り除くことそのものが治療の中心になる。鍼灸も、痛みや吐き気を和らげる支持的な手立てとして関わりうる。
ケアの方針を4つ並べ、目標と決定の主体を誤らせる。解法は、(1) 目標が治すことか和らげることかを確認、(2) 生活の質の位置づけを確認、(3) 決定の主体を確認する。
最も適切なのは「苦痛緩和を最大限検討する」。根治は目標にならず、生活の質を優先し、決定は患者本人の意思が中心。