パニック発作について正しいのはどれか。
正答:4
正答:4
パニック障害の治療では、認知行動療法が薬物療法と並ぶ有効な選択肢である。正答は4。
パニック発作の起こり方・持続時間・対処・治療を、社交不安障害と区別して言えるか。
パニック発作は、きっかけがはっきりしないまま突然起こる強い不安の発作で、動悸、発汗、震え、息苦しさ、胸の不快感、めまい、死んでしまうのではないかという恐怖が数分でピークに達し、多くは20〜30分以内に治まる。治療は選択的セロトニン再取り込み阻害薬などの薬物療法と、認知行動療法(発作の身体感覚を破局的に解釈する認知を修正し、避けている場面に段階的に慣れる)を組み合わせる。したがって記述4が正しい。誤肢は3つとも誤り。特定の社会状況で起こるのは社交不安障害で、パニック発作は状況によらず突然起こるのが特徴。持続は数分から30分程度で、数時間続くものではない。発作時の呼吸困難は過換気によるもので、血中の二酸化炭素はむしろ下がっているため酸素投与は必要ない。落ち着いてゆっくり呼吸するよう促す。
「息苦しい=酸素が足りない」という思い込みが選択肢3の罠。過換気では酸素は足りていて二酸化炭素が減りすぎており、手足のしびれやテタニーはそのために起こる。かつて行われた紙袋再呼吸法は低酸素の危険があるため現在は推奨されない。落ち着かせてゆっくり呼吸を促すのが基本。
パニック障害は、発作の反復に加えて予期不安と広場恐怖が伴い、生活が制限される。施術所で発作が起きたら、安全な体位で見守り、呼吸を整えるよう声をかけ、症状が長引く場合や初回の場合は身体疾患(不整脈、狭心症、甲状腺機能亢進症、低血糖、褐色細胞腫)の除外のために医療機関へつなぐ。鍼灸は寛解期の不安の軽減や自律神経の調整を目的に併用される。
1疾患について、誘因・持続・対処・治療を1肢ずつ並べ、隣接疾患の特徴と誤った対処を混ぜる。解法は、(1) 状況依存かどうかで社交不安障害と分ける、(2) 持続時間を確認、(3) 過換気の病態から対処の適否を判断する。
パニック発作の治療には認知行動療法が有効。特定の社会状況で起こるのは社交不安障害、発作は数時間ではなく数十分、呼吸困難は過換気なので酸素投与は要らない。