抗酸菌感染症について正しいのはどれか。
正答:4
正答:4
非結核性抗酸菌症は菌を排除しにくく再燃を繰り返すため難治性である。正答は4。
肺結核と非結核性抗酸菌症を、感染経路・患者数・感染性・治療の難しさで区別できるか。
非結核性抗酸菌は、土や水など環境中に存在する菌で、通常はそこから感染する。人から人への感染は一般的な経路ではない。治療が長期化し、再燃などで難治性となることがあるため、本問では4を選ぶ。肺結核の主な感染経路は空気感染で、飛沫感染とは区別する。設問で指定された2022年の新登録結核患者数は10,235人であり、1,000人以下ではない。過去の統計を年度なしで現在値として扱わない。
結核・麻疹・水痘は空気感染対策を要する代表例だが、呼吸用保護具や隔離環境の対象はこの3疾患だけではない。必要な予防策は病原体や処置、場面に応じて決める。非結核性抗酸菌についても、通常の環境由来感染の説明と、伝播が絶対に不可能という断定を区別する。
非結核性抗酸菌症の発病の9割はマイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)による。2014年の調査では人口10万人対約15で、すでに肺結核を上回っていた。最近ではさらに増え、中年女性に多い傾向がある。肺の非結核性抗酸菌症の診断は、症状、画像所見、細菌学的な情報を合わせて行う。同じ菌が複数回の喀痰培養で検出されることは細菌学的基準の一つだが、それだけで診断は確定しない。検体の種類によって別の基準もある。多剤併用療法で効果不十分な場合には、在宅でのアミカシン硫酸塩の吸入療法が公的に認められている。
結核と非結核性抗酸菌症の感染経路、出題年をそろえた患者数、一般的な感染源、治療の難しさを順に整理する。代表的な特徴を、例外のない規則へ広げない。
本問では非結核性抗酸菌症の難治性を選ぶ。肺結核は主に空気感染で、設問が指定する2022年の新登録患者数は10,235人。非結核性抗酸菌は通常環境由来であり、人から人への感染は一般的ではない。代表的な経路や培養結果一つだけで、予防策や診断全体を決めない。