心臓リハビリテーションの適応となるのはどれか。
正答:4
正答:4
心不全は運動療法の対象。残る3つは行ってはならない状態。正答は4。
心臓の病気を、運動をさせてよい状態と絶対にさせてはいけない状態に分けられるか。
心臓の病気に対する運動療法は、対象となる状態と、絶対に行ってはならない状態が定められている。対象には、心筋梗塞や狭心症、冠動脈のバイパス手術や弁の手術の後、冠動脈を広げる処置の後、心不全、心臓の移植後、大血管の病気、末梢の動脈が詰まる病気が含まれる。心不全はこの対象に入っており、運動によって運動できる能力と生活の質が改善する。したがって記述4が正しい。誤肢の3つは絶対に行ってはならない状態にあたる。症状の出方が定まらない狭心症、心臓の筋の急な炎症、大動脈が裂けた状態は、いずれも運動によって命に関わる。
「心不全は重いから運動は無理」と考えると外す。安定している心不全は対象で、運動によって息切れや疲れやすさが改善する。分ける軸は病名の重さではなく、いま状態が安定しているかどうかである。急という語が付く状態は原則として外れる。
講義では、内部の障害を対象とするリハビリテーションとして呼吸器と心疾患が代表に挙げられ、このほか糖尿病や肥満といった代謝の分野、腎臓や肝臓の分野にも広がってきていると説明される。心疾患では、かつてうっ血性の心不全があれば運動をさせてはいけないとされていたが、現在は状況に合わせて行う相対的な禁忌へ変わった。心電図で監視しながら進めることが、とくに急性期から回復期にかけて重要になる。安定した心不全に運動を行うと、息切れや疲れやすさが改善し、運動できる能力と生活の質が上がる。一方、急という語が付く状態と、症状の出方が定まらない狭心症は、運動によって命に関わる。
病名を4つ並べ、対象と禁忌を混ぜる。解法は、(1) 対象のリストを思い出す、(2) 「急性」「不安定」の語を手がかりに外す、(3) 残ったものを選ぶ。
適応となるのは心不全。不安定狭心症・急性心筋炎・急性大動脈解離はいずれも行ってはならない状態。病名の重さではなく安定しているかどうかで分ける。