改訂日本版フレイル基準に含まれる項目はどれか。
正答:4
正答:4
握力の低下は判定項目に入っている。正答は4。
高齢者の虚弱を測る5つの項目を挙げられるか。
加齢に伴って心身の働きが低下し、要介護の一歩手前にある状態を判定するための基準が日本向けに作られている。判定に用いるのは、体重が減ったこと、疲れやすさを自覚していること、歩く速さが落ちたこと、握力が落ちたこと、体を動かす量が減ったことの5項目で、当てはまる数によって虚弱、その前段階、健常に分けられる。筋力の低下はこの5項目に含まれるので、記述4が正しい。誤肢の3つは含まれない。骨の密度、聞こえ、考える働きは、いずれも高齢者で問題になるが、この基準の判定項目ではない。
高齢者で起こる問題を並べられると、どれも入っていそうに見える。5項目は体を動かすことに関するものでそろっているので、体の動きに直接つながるかどうかで振り分けると当たりやすい。考える働きは、体の虚弱とは別の枠組みで扱われる。
講義では、フレイルは健康と要介護のあいだにある中間の段階で、適切に介入すれば元へ戻りうる点が要介護状態との違いだと強調される。年齢で決まるものではなく、65歳でもフレイル、80歳でも健常という個人差がある。身体的なもの、心理的・精神的なもの、社会的なものの3つの側面があり、身体的なものの中心にあるのが加齢に伴う筋肉の減少である。悪循環は、低栄養から筋肉量の減少、動けなくなる、消費するエネルギーが減る、歩く速さが落ちる、活動が減る、さらに消費が減る、という輪でつながる。対策は運動と栄養で、70歳までの生活習慣病対策から方針を切り替え、後期高齢者では細かい制限を避けて十分なたんぱく質とエネルギーを確保する。飲んでいる薬が6種類以上になると有害な事象が急に増えるという指摘もあり、薬の数を確認することも実務上の要点になる。
高齢者の問題を4つ並べ、判定項目を1つだけ置く。解法は、(1) 5項目を書き出す、(2) 体の動きに直接つながるかで振り分ける、(3) 残るものを選ぶ。
含まれるのは筋力低下。5項目は体重減少・疲労感・歩行速度低下・筋力低下・身体活動低下。骨密度・聴力・認知機能は含まれない。