パーキンソン病におけるホーン・ヤールの重症度分類において、「姿勢反射障害を認めるが日常生活に介助は不要な状態」はどれか。
正答:3
正答:3
押されると立て直せないが、まだ介助はいらない段階。正答は3。
重症度の段階を、症状の広がりと立て直しの働きで並べられるか。
パーキンソン病の重症度は5段階に分けられる。第1段階は症状が片側だけで機能の障害はないかごくわずか、第2段階は症状が両側または体幹に及ぶがバランスの障害はない、第3段階は立ち直りの反射が障害されバランスが不安定になり、立って方向を変えるときや両足をそろえて目を閉じて押されたときに明らかになるが、日常生活は自立している、第4段階は重い能力の低下で一人で立って歩けるが日常生活では手が出せない状態、第5段階は介助なしでは寝たきりか車椅子の生活になる。設問はバランスの障害があって介助は不要な状態なので、第3段階が答えになる。誤肢は3つとも段階が違う。
第2段階と第3段階の境目はバランスの障害があるかどうか、第3段階と第4段階の境目は日常生活が自立しているかどうかである。この2つの境目を押さえると、5段階のどこにいるかを決められる。「介助は不要」という語が第3段階までを指す手がかりになる。
講義では、この分類は0を含めた6段階として示され、0は症状が無い状態なので実質は5段階と説明される。1度は片側だけ、2度は両側に及ぶがバランスの障害はない、3度は姿勢を立て直す反応の障害があるが日常生活に介助は要らない、4度は障害が強いが歩行はどうにか可能、5度は介助なしでは寝たきりか車椅子となる。これとは別に、日常生活と通院にどれだけ介助が要るかを3段階で表す生活機能の障害度が併用され、3度以上かつ障害度2度以上であれば、難病として医療費の補助が受けられる。病気の始まりは片側の指の震えなどで、数年の単位でゆっくり進む。日本全国で10万人以上とされる。治療の中心となる薬は、脳へ入る関門を通り抜けられるように工夫されたもので、体内で不足している物質と同じ働きをする。
段階を4つ並べ、記述から選ばせる。解法は、(1) 5段階を書き出す、(2) バランスの障害の有無で境目を引く、(3) 介助の要否でもう一つの境目を引く。
姿勢反射障害はあるが介助不要なのはステージⅢ。Ⅱはバランスの障害なし、Ⅳは日常生活活動が困難、Ⅴは全面介助。境目はバランスの障害と介助の要否。