問79
膝関節伸展の徒手筋力テストで、被検者を側臥位にして評価するのはどれか。
この問題の分類段階2 理解正答の理由や選択肢の違いを整理する問題
正答:2
正答:2
重力の向きを外して横向きに寝かせるのは、重力に抗せない段階を測るとき。正答は2。
段階ごとに肢位が変わる理由を、重力との関係で説明できるか。
徒手による筋力の評価は6段階で行い、重力に抗して動かせるかどうかが段階を分ける軸になる。抵抗を加えなくても重力に抗して全可動域を動かせれば3、重力を除けば全可動域を動かせれば2、収縮は触れるが関節は動かなければ1である。膝を伸ばす動きは座位で重力に抗して行うのが基本だが、3に達しない場合は横向きに寝かせて重力の影響を除き、その状態で伸ばせるかどうかを見る。これが2の判定にあたる。したがって記述2が正しい。誤肢は肢位が違う。1は仰向けで腱の張りに触れて判定し、3と4は座位で重力に抗して行う。
段階の数字だけを覚えると肢位が出てこない。重力に抗せるかどうかが3と2の境目で、境目より下は重力を外して測ると考えると、肢位が自然に決まる。上肢でも同じ考え方が使え、肩を曲げる動きでは座位のまま部分的な動きで2を判定する。
6段階は、正常、優、良、可、不可、ゼロに対応し、それぞれ100%、75%、50%、25%、10%、0%の目安が与えられている。3以上と2以下では測り方そのものが変わるので、評価の前にどちらの範囲かを見当づけておく。筋力を数値で実測する方法もあり、握力計や等速性の装置が用いられる。
段階を4つ並べ、肢位から選ばせる。解法は、(1) 3と2の境目を確認、(2) 重力を外す必要があるかを判断、(3) 該当する段階を選ぶ。
側臥位で評価するのはMMT2。重力を除いた状態で伸展できるかを見る。MMT1は背臥位で大腿四頭筋腱の緊張を触知、3と4は座位で重力に抗して行う。