関節リウマチによる関節変形で最も適切なのはどれか。
正答:1
正答:1
指の付け根の関節が小指側へずれるのがリウマチの手。正答は1。
部位ごとの変形を、関節リウマチのものとそれ以外に分けられるか。
関節リウマチでは関節を包む膜の炎症が続いて関節が壊れ、部位ごとに決まった形の変形が現れる。手では、指の付け根の関節が小指側へずれるとともに手のひら側へ脱臼し、指が反り返る形や逆に曲がる形、親指の階段状の形が加わる。したがって記述1が当てはまる。誤肢は3つとも別の原因による。膝が内側へ湾曲する形は変形性の膝関節症で見られるもので、関節リウマチの膝は外側へ開く形になる。足の縦のアーチが高くなる形は神経の病気などで生じ、関節リウマチの足は外へ倒れた扁平足になる。肩甲骨が浮き上がる形は、肩甲骨を胸へ引き寄せる筋を支配する神経の麻痺で生じる。
膝と足の変形は向きが逆になっている点が引っかけである。関節リウマチでは膝は外へ開き、足は外へ倒れるので、内側へ湾曲する形と縦のアーチが高くなる形はどちらも当てはまらない。向きをそろえて覚えると見分けられる。
講義では、関節リウマチは目に見える関節に注意が向きやすいが実際は全身の疾患であり、疲れやすさ、だるさ、体重の減少、貧血、微熱が続くといった全身の症状を伴うと説明される。手の変形をもう少し細かく見ると、第2関節が反り返って第1関節が曲がる形と、その逆に第2関節が曲がって第1関節が反り返る形があり、それぞれ別の名前で呼ばれる。指が短く縮んでしまう形もある。機能の程度を表すのにはスタインブロッカーの分類が用いられる。作業療法では、日常の生活動作へどう影響するかを中心に対応し、関節を守る使い方や自助具を組み合わせる。女性に多く、変形を伴って進むため、心理的な支えも治療の一部になる。
部位ごとの変形を4つ並べ、向きを逆にした肢と別疾患の変形を混ぜる。解法は、(1) 関節リウマチの変形を部位ごとに書き出す、(2) 向きを照合、(3) 別疾患のものを外す。
関節リウマチの変形はMP関節の尺側偏位。膝は外反(X脚)で〇脚ではなく、足は外反扁平足で凹足ではない。翼状肩甲は神経麻痺による。