問82
社会的リハビリテーションに含まれる内容はどれか。
この問題の分類段階2 理解正答の理由や選択肢の違いを整理する問題
正答:2
正答:2
働く場の環境を整えるのは、社会の側を変える分野。正答は2。
リハビリテーションの4つの分野を、担う内容で分けられるか。
リハビリテーションは、障害のある人が人間らしく生きる権利を取り戻すことを目的とし、内容によって医学的、教育的、職業的、社会的の4つの分野に分けられる。医学的な分野は治療と訓練、教育的な分野は学びの保障、職業的な分野は働く力を高めること、社会的な分野は社会の側の条件を整えて生活しやすくすることを担う。働く場の環境を整えることは、本人の能力を高めるのではなく周りの条件を変えるものなので、社会的な分野に入る。したがって記述2が正しい。誤肢は分野が違う。家族への介護の指導と個別の運動療法と栄養の管理は、いずれも医学的な分野で行われる。
職業的な分野と社会的な分野が紛らわしい。分ける手がかりは、本人の力を高めるのか、周りの条件を変えるのかである。働くための訓練は職業的、働く場の段差をなくしたり制度を使えるようにしたりするのは社会的にあたる。
障害のある人がまず受けるのは医学的な分野だが、社会へ戻り一員として暮らすには、より広い意味でのリハビリテーションが必要になる。制度の手続きや住まいの調整を含む社会的な分野は、その要となる。分野が分かれていても実際には並行して進むので、どの分野の課題なのかを整理して関係する職種へつなぐことが求められる。
内容を4つ並べ、3つを同じ分野から取る。解法は、(1) 4つの分野を書き出す、(2) 本人を変えるか周りを変えるかで振り分ける、(3) 該当する分野のものを選ぶ。
社会的リハビリテーションに含まれるのは職場環境の整備。介護指導・理学療法・栄養管理は医学的な分野。本人を変えるか周りを変えるかで分ける。