血について正しいのはどれか。
正答:2
正答:2
血は営気と津液から化生し、脈中を流れて全身を滋養し、神(精神活動)を養う。正答は「精神活動を正常に維持する」。
血の生成(水穀の精微→営気・津液が化生、腎精も血に化す)、運行(脈中を営気とともに)、作用(滋養・滋潤、神を養う)を、気(宗気・衛気)や精と区別できるか。
血は、脾胃が水穀から得た精微のうち営気と津液が心肺の働きで赤く変化してできる(精も血に化す)。脈中を営気とともにめぐり、全身の組織・器官を滋養・滋潤する。もう一つの大事な働きが神を養うことで、心血が充実していれば意識は清明で睡眠も安定し、血が不足すると不眠・健忘・不安・多夢が起こる。したがって「精神活動を正常に維持する」が血の働き。宗気は血の運行を推動する気であって血の構成成分ではなく、脈外をめぐるのは衛気、「生命活動を維持する精微物質」という表現は精(あるいは気血津液の総称)に近く、血の定義としては不正確。
営気と血の関係:営気は血の一部として脈中をめぐり、血を生成する材料でもある(営血)。宗気は血を「動かす」、営気は血を「構成する」。衛気は脈外。血と神の関係は、心血虚の不眠・健忘、血熱の狂躁などで繰り返し問われる。
血の生成:脾胃の運化で得た水穀の精微が営気と津液になり、心肺で赤化して血となる。腎精も血に化し(精血同源)、肝は血を蔵して血量を調節し、脾は統血で血を脈外に漏らさない。血の失調は血虚(顔色萎黄・眩暈・不眠・脈細)、血瘀(固定性刺痛・紫舌・渋脈)、血熱(出血・発斑・狂躁)。
気(宗気・衛気)と精の定義を血にすり替えた文を3つ置く。解法は、(1) 構成=営気・津液、(2) 運行=脈中、(3) 作用=滋養・養神、と血の3点で各文を照合。
血は水穀の精微から営気と津液が化生し、心肺で赤化してできる。脈中を営気とともにめぐって全身を滋養・滋潤し、神を養って精神活動を正常に保つ。宗気は血を動かす気で材料ではない。脈外をめぐるのは衛気。生命活動の基本物質という定義は精のもの。血虚では不眠・健忘、血瘀では固定痛・紫舌が出る。