臓腑に連絡しないのはどれか。
正答:3
正答:3
経脈は臓腑に属絡し、経別は表裏の臓腑のつながりを補強し、絡脈(十五絡)は表裏の経を連絡して臓腑にも及ぶ。経筋だけは四肢末端から頭・体幹へ走る筋肉の系統で、体内の臓腑を絡わない。正答は3。
経絡系統の各要素(経脈・経別・絡脈・経筋・皮部)のうち、臓腑との連絡を持たないものを知っているか。
正経十二経脈は各々が六臓六腑の一つに属し、表裏の臓腑に絡する(陰経は臓に属し腑に絡、陽経は腑に属し臓に絡)。経別は正経から分かれて体腔に入り、表裏の臓腑をめぐって陽経に合するので、臓腑との連絡を補強する。絡脈のうち十五絡は絡穴から出て表裏の経を結び、脾の大絡は諸絡の血をまとめる。経筋は正経の流注上にある筋肉を代表とした運動機能の系統で、四肢末端に起こり頭部・体幹に終わり、体内の臓腑を絡うことはない。したがって臓腑に連絡しないのは経筋。
経筋と皮部はともに体表の系統で臓腑に直接連絡しないが、設問の選択肢にあるのは経筋。経別は「別行の正経」で臓腑に入る点で経筋と対照的。絡脈は細いが臓腑と無関係ではない。
経筋は『霊枢』経筋篇に由来し、手足三陰三陽の12系統で、関節の運動機能に関わる。病証は筋のひきつれ・こわばり・痛み・運動障害で、内臓症状は出ない。治療は「以痛為輸」(痛む所を取穴)を原則とし、燔鍼(火鍼)や温めて筋を緩める方法が古典に記される。経筋が集まる先は足三陽=頄、足三陰=陰器、手三陽=角、手三陰=賁。
「連絡しない」の否定形で、経別という比較的知られていない要素を混ぜて迷わせる。解法は、(1) 臓腑に入る系統(経脈・経別・絡脈)を消す、(2) 体表の運動系統=経筋を残す。
経絡系統のうち、正経十二経脈は臓腑に属絡し、経別は正経から分かれて体内の表裏臓腑をめぐり、絡脈は表裏の経を連絡する。経筋は経脈の流注上の筋肉を代表とする運動機能の系統で、四肢末端から頭・体幹へ走り、体内の臓腑を絡わない。経筋の病は筋のひきつれ・痛み・運動障害で、治療は痛む所を取穴する。