うつ病患者でみられる妄想として最も適切なのはどれか。
正答:3
正答:3
うつ病では自分を責める内容の妄想が出る。罪責妄想がこれにあたる。正答は3。
妄想の内容が疾患ごとに傾向をもつことを知っているか。誤肢は統合失調症・躁状態・認知症に多い妄想。
うつ病では気分が沈み、自分の価値を過小に評価するので、妄想の内容も自分を貶める方向へ向かう。これを微小妄想といい、罪責妄想(自分は取り返しのつかない罪を犯した)、貧困妄想(財産を失い生活できない)、心気妄想(重い病気にかかっている)の3つが代表で、うつ病の三大妄想と呼ばれる。関係妄想は周囲の出来事が自分に関係していると考えるもので統合失調症に多い。血統妄想は自分が高貴な家系の出だという誇大妄想の一種で、躁状態や統合失調症でみられる。物盗られ妄想は身近な人に物を盗られたと訴えるもので、認知症、とくにアルツハイマー型でよくみられる。
妄想を微小(自分を小さく見る)と誇大(自分を大きく見る)に分けると整理できる。うつ病は微小、躁状態は誇大。罪責・貧困・心気の3つがうつ病の三大妄想。物盗られ妄想は認知症に特徴的で、介護者が対象になりやすい。
うつ病の三大妄想(微小妄想):罪責妄想、貧困妄想、心気妄想。統合失調症の妄想:被害妄想、関係妄想、注察妄想、追跡妄想、被毒妄想。躁状態の妄想:誇大妄想、血統妄想、発明妄想。認知症:物盗られ妄想、嫉妬妄想。うつ病では自殺念慮の有無を必ず確認し、危険があれば医療機関へつなぐ。鍼灸は薬物療法と併用する支持的な位置づけで、百会・神門・内関・心兪・肝兪などが用いられる。
妄想の名称を4つ並べ、疾患を散らす。解法は、(1) 疾患の気分の方向(沈むか高揚するか)を確認、(2) 微小か誇大かを決める、(3) その方向の妄想を選ぶ。
うつ病では気分が沈み自分の価値を過小に評価するので、妄想も自分を貶める微小妄想になる。罪責妄想・貧困妄想・心気妄想が三大妄想。関係妄想は統合失調症、血統妄想は誇大妄想で躁状態、物盗られ妄想は認知症に多い。妄想は微小か誇大かで整理する。