投球動作で肘関節後方への伸展ストレスが起こる時期として最も適切なのはどれか。
正答:4
正答:4
肘関節の後方へ伸展のストレスがかかるのは、腕を振り切ったあとに肘が最も伸びるフォロースルー期。正答は4。
投球動作の5相それぞれで肘に何のストレスがかかるかを言えるか。伸展位で後方に当たるという力学が手がかり。
投球動作はワインドアップ期・早期コッキング期・後期コッキング期・加速期・フォロースルー期に分けられる。後期コッキング期は肩が最大外旋する相で、肘の内側に外反ストレスがかかり内側側副靱帯や回内屈筋群が引き伸ばされる。加速期は肘が急速に伸びていく相。フォロースルー期はボールを離したあと腕を振り切る相で、肘が伸びきって過伸展になり、肘頭が肘頭窩へ強く突き当たる。この繰り返しで肘頭や肘頭窩に骨棘ができるのが後方型の投球障害肘。したがって肘関節後方への伸展ストレスが最も強いのはフォロースルー期。
投球障害肘は障害される部位で3つに分かれ、内側型(後期コッキング期の外反ストレス、内側側副靱帯と回内屈筋群)、外側型(同じく後期コッキング期の圧迫ストレス、上腕骨小頭の離断性骨軟骨炎)、後方型(フォロースルー期の伸展ストレス、肘頭と肘頭窩)。相と部位の対応をセットで覚える。
投球動作の5相:ワインドアップ期(構えから足を上げるまで)、早期コッキング期(足が接地するまで)、後期コッキング期(肩が最大外旋するまで、肘に外反ストレス)、加速期(ボールを離すまで、肩の内旋と肘の伸展が急速に進む)、フォロースルー期(振り切るまで、肘が過伸展し肩に牽引ストレス)。肩の障害は後期コッキング期から加速期のインピンジメント、フォロースルー期の関節唇損傷。肘は内側・外側・後方の3型。
投球動作の相を並べ、他の型の障害が起こる相を混ぜる。解法は、(1) 問われているストレスの向き(後方への伸展)を確認、(2) 肘が最も伸びる相を出す、(3) 他の相で何が起こるかを確認して消す。
投球動作でフォロースルー期は腕を振り切る相で、肘が伸びきって過伸展になり肘頭が肘頭窩へ強く当たる。これが後方型の投球障害肘の機序。後期コッキング期は肘の内側に外反ストレスがかかる内側型、外側型も同じ相の圧迫ストレス。相と障害部位をセットで覚える。