「35歳の男性。インスタント麺ばかり食べている。全身がだるく、最近は下肢にしびれがみられる。膝蓋腱反射は減弱し、近医でビタミン不足と言われた。」症状改善に効果があるとされる、8つの腧穴の組合せに含まれるのはどれか。
正答:4
正答:4
脚気に効くとされる8つの腧穴の組合せは脚気八処の穴。選択肢で含まれるのは上巨虚。正答は4。
脚気八処の穴に何が含まれるかを言えるか。第32回問125で「含まれないもの」として問われた論点の裏返し。
脚気八処の穴は、脚気に効くとされる8つの穴の組合せで、風市・伏兎・犢鼻・膝眼(外膝眼)・足三里・上巨虚(上廉)・下巨虚(下廉)・懸鍾(絶骨)からなる。いずれも大腿から下腿にかけての穴で、下肢の症状に用いる。選択肢のうち上巨虚がこれに含まれる。膝陽関は膝外側の胆経の穴、内膝眼は膝蓋靱帯内方の奇穴、陽陵泉は胆経の合土穴で八会穴の筋会だが、いずれも脚気八処の穴には入らない。八処に入るのは外膝眼(犢鼻)であって内膝眼ではない点に注意する。
内膝眼と外膝眼(犢鼻)の区別が要点。膝蓋靱帯の内側が内膝眼(奇穴)、外側が犢鼻(胃経)で、脚気八処に入るのは犢鼻のほう。また下腿の胃経の穴では、足三里・上巨虚・下巨虚が八処に入るが条口は入らない。第32回問125では条口が「含まれないもの」として正答になっている。
脚気八処の穴:風市(胆経、大腿外側)、伏兎(胃経、大腿前外側)、犢鼻=外膝眼(胃経、膝蓋靱帯外方)、膝眼、足三里(胃経、犢鼻の下方3寸)、上巨虚=上廉(胃経、下方6寸、大腸の下合穴)、下巨虚=下廉(胃経、下方9寸、小腸の下合穴)、懸鍾=絶骨(胆経、外果尖の上方3寸、八会穴の髄会)。いずれも下肢の穴で、脚気による下肢のしびれや脱力に用いられた。よく知られている経穴の組合せには、ほかに六つ灸・小児斜差の灸・中風七穴がある。
下肢の穴を4つ並べ、八処に入るものを1つだけ置く。解法は、(1) 脚気八処の8穴を書き出す、(2) 選択肢と照合する。暗記が前提の設問。
脚気八処の穴は風市・伏兎・犢鼻・膝眼・足三里・上巨虚・下巨虚・懸鍾の8つで、いずれも大腿から下腿の穴。選択肢で含まれるのは上巨虚。膝陽関と陽陵泉は胆経だが八処に入らず、内膝眼は奇穴で、八処に入るのは外膝眼(犢鼻)のほう。第32回問125では条口が含まれないものとして問われている。