問162
基本17手技で鍼の刺入深度が最も深くなるのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:1
正答:1
深さを3段階に分けて、少しずつ深く進める手技。正答は1。
基本の手技を、刺入の深さの扱いで分けられるか。
基本の手技は、刺し入れる深さの扱いで大きく分かれる。目的の深さまで段階を追って進めるもの、皮膚のごく浅いところで刺激するもの、そもそも刺し入れないものがある。屋漏術は、目的の深さを3つに分け、それぞれの段階でとどめて刺激を加えながら順に深く進めていく手技なので、刺入の深さが最も深くなる。したがって記述1が正しい。誤肢は深く刺さない。鍼管を用いて刺激を与えるものは深く進めるための手技ではなく、指で細かく刺激するものと先端の向きを変えるだけのものは、いずれも浅い操作である。
手技の名前は17ある。全部を一度に覚えようとせず、深く進めるもの、浅く刺激するもの、刺さないものの3群に分けてから、各群の中で細かい違いを押さえると整理しやすい。設問が問うのは深さなので、まず群を決めれば選択肢は絞れる。
段階を追って進める手技には、順に深く進めるものと、逆に深いところから段階的に引き上げるものがあり、対になっている。刺激の与え方には、鍼を上下させる、回す、振動を与える、鍼管を叩くなどの違いがあり、狙う効果と患者の感受性に応じて選ぶ。深く刺す手技ほど、局所の解剖と安全な深さの知識が前提になる。
手技名を4つ並べ、深さで選ばせる。解法は、(1) 各手技が深く進めるか浅い操作かを判定、(2) 段階を追うものを探す、(3) それを選ぶ。
刺入深度が最も深くなるのは屋漏術。段階を追って深く進める手技だから。管散術・細指術・鍼尖転移法はいずれも深く進めるための手技ではない。