問166
鍼施術後に生じる有害事象で、失神の原因として最も考えられるのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:4
正答:4
反射で脳の血の巡りが落ち、顔が青ざめて意識が飛ぶ。正答は4。
施術中に起こる有害事象を、症状の出方で見分けられるか。
鍼の刺激をきっかけに反射が起こり、脳へ行く血の巡りが一時的に減ることがある。顔が青ざめ、冷や汗が出て、血圧が下がり、意識が一時的に失われる。これが失神の原因として最も多い。したがって記述4が正しい。誤肢は症状が違う。抜いた後に残る違和感は意識を失うものではなく、肺に空気が漏れる状態は呼吸の苦しさと胸の痛みが主で、血糖が下がった状態は空腹時などに起こるがこの設問で問われる典型ではない。
「貧血」という語から血液の病気を連想すると誤る。ここでいうのは脳へ行く血の巡りが一時的に減る状態であり、血液そのものの異常ではない。初めての施術、空腹、睡眠不足、緊張、座位や立位での施術が誘因になる。
起きたときは、直ちに抜鍼して仰向けに寝かせ、脚を高くして脳への血流を確保する。衣服をゆるめ、意識と呼吸と脈を確認する。多くは短時間で回復するが、回復しない場合は救急へつなぐ。予防としては、空腹や強い疲れのあるときは施術を控える、初回は寝た姿勢で行う、刺激量を抑える、患者から目を離さないことが挙げられる。
有害事象を4つ並べ、症状の似たものを混ぜる。解法は、(1) 各事象の主症状を書く、(2) 意識消失を伴うものを探す、(3) それを選ぶ。
失神の原因として最も考えられるのは脳貧血。反射的に脳血流が低下して起こる。遺感覚は違和感、気胸は呼吸困難と胸痛が主症状。