問174
透熱灸を最も避けるべき経穴はどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:1
正答:1
顔に痕を残す灸は行わない。4つのうち顔にあるのは1つ。正答は1。
経穴の部位を思い出し、禁忌の部位に当たるかを判断できるか。
痕を残す灸を行ってはならない部位が定められており、顔面部はその筆頭である。顔に痕が残ると、外見に関わる大きな不利益になるためである。選択肢の4つはいずれも同じ字で始まる経穴だが、部位はばらばらで、眉の上にあたるものだけが顔面部にある。したがって記述1を最も避けるべきである。誤肢は3つとも四肢にあり、顔面部には当たらない。手首の外側の小指側、手首の背側の中央、下腿の外側は、いずれも痕が残っても衣服で隠れる部位である。
同じ字で始まる経穴を4つ並べる出題なので、名前の共通部分に惑わされず、それぞれの部位を思い出す必要がある。字が示す意味ではなく、実際にどこにあるかで判断する。顔面部のほか、外生殖器、乳頭、臍部も禁忌の部位に挙げられる。
禁忌の部位には、顔面部、外生殖器、乳頭、臍部のほか、化膿している部位、悪性腫瘍の部位、急性の炎症の部位、皮膚の病変の部位、そして感覚とくに温度の感覚が失われている部位が挙げられる。顔面部に施灸したい場合は、痕を残さない灸に切り替える。患者への説明として、痕が残ることを事前に伝え、同意を得ておくことが実務上の要点である。
同じ字で始まる経穴を4つ並べ、部位で選ばせる。解法は、(1) 各経穴の部位を書き出す、(2) 禁忌の部位のリストと照合、(3) 該当するものを選ぶ。
透熱灸を最も避けるべきは陽白。顔面部にあるため。陽谷・陽池・陽交はいずれも四肢にあり禁忌の部位ではない。