問175
有痕灸施術部の消毒で最も適切なのはどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:2
正答:2
皮膚に傷を作るので、据える前と据えた後の両方で消毒する。正答は2。
消毒の手順を、圧・回数・方向・薬の4点から判断できるか。
痕を残す灸では、皮膚に小さな傷ができる。細菌が入るのを防ぐため、据える前に皮膚を清潔にし、据えた後にも消毒する。したがって記述2が最も適切である。誤肢は手順が誤っている。強く拭けば皮膚を傷つけ、かえって細菌の入り口を作る。往復して拭くと、汚れを中心へ戻してしまうため、中心から外へ一方向に拭く。塩素系の薬は皮膚への刺激が強く、皮膚の消毒には用いない。
拭き方の方向と圧は、細かいようで結果に直結する。中心から外へ、力を入れずに、一方向に拭くのが原則である。使う薬についても、器材や環境用と皮膚用は別だという区別を押さえておく。
アルコールにアレルギーがある人には、殺菌の力は弱いが刺激の少ない薬を用いる。手指については、擦り込む方式の消毒が広く用いられる。灸では、施灸の後に灰やもぐさの燃えかすが残るので、これを取り除いてから消毒する。傷が残る場合は、清潔を保つよう患者へ説明し、赤みや腫れが強くなったら連絡するよう伝える。
手順を4つ並べ、圧・方向・薬を誤らせる。解法は、(1) 皮膚を傷つけない原則を確認、(2) 拭く方向を確認、(3) 皮膚に使える薬かを確認する。
最も適切なのは「施灸前後に行う」。清拭圧は強めにせず、往復せず中心から外へ、次亜塩素酸ナトリウムは皮膚に用いない。