問176
熱刺激情報の伝導路はどれか。
この問題の分類段階1 暗記用語・数値・定義を確認する問題
正答:2
正答:2
熱と痛みは、脊髄で乗り換えて反対側へ渡り、外側寄りを上がる。正答は2。
感覚の種類ごとの上行路を、名前で言い分けられるか。
熱と痛みの情報は、皮膚から一次の線維で脊髄の後角へ運ばれ、そこで次の細胞へ乗り換える。乗り換えた線維はすぐ反対側へ渡り、外側寄りを上行して視床へ達し、大脳皮質の感覚の領域へ届く。この経路の名が外側脊髄視床路である。したがって記述2が正しい。誤肢は担う役割が違う。1つは大脳から脊髄へ運動の指令を下ろす経路、1つは触れる感覚などを伝える別の上行路、1つは脳幹から脊髄へ下る運動の調節の経路である。
名前が長く似ているので、上行か下行か、感覚か運動かを名前の構成から読み取る練習が要る。名前に「皮質」が付けば大脳から、「網様体」が付けば脳幹から下る運動の経路である。「脊髄視床」は脊髄から視床へ向かう感覚の上行路を意味する。
この上行路は、新しい系と古い系に分けて説明されることがある。新しい系は大脳皮質の感覚の領域へ届いて痛みの場所と強さを知らせ、古い系は大脳辺縁系へ届いて不快さを伝える。さらに脳幹の網様体を経由する経路もあり、こちらも情動の側面に関わる。灸の熱さが場所として分かると同時に、不快さや心地よさを伴うのは、複数の経路が同時に働くためである。
経路名を4つ並べ、下行路を混ぜる。解法は、(1) 名前から上行か下行かを読む、(2) 感覚か運動かを判定、(3) 熱と痛みの上行路を選ぶ。
熱刺激情報の伝導路は外側脊髄視床路。外側皮質脊髄路と外側網様体脊髄路は下行する運動の経路、腹側脊髄視床路は触覚などの経路。