早産期の定義はどれか。
公式正答:2
解説
早産期の定義を問う。妊娠22週0日から36週6日である。
この問題で問われていること
分娩の時期の区分を、境目の日数まで覚えているか。
しくみから理解する
分娩の時期は、①流産=妊娠22週未満、②早産=妊娠22週0日から36週6日、③正期産=妊娠37週0日から41週6日、④過期産=妊娠42週0日以降、と区分される。22週という境目は、この時期以降であれば、胎外での生存の可能性があることにもとづく。37週という境目は、この時期以降であれば、児の成熟がおおむね完了していることによる。
選択肢ごとの確認
妊娠21週0日から36週6日は、下限が誤りになる。21週6日までは流産の扱いになる。
妊娠22週0日から37週6日は、上限が誤りになる。37週0日からは正期産になる。
妊娠23週0日から37週6日は、下限も上限も誤りになる。
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混同しやすいポイント
境目の数値を、そのまま覚える。①22週0日=流産と早産の境目、②37週0日=早産と正期産の境目、③42週0日=正期産と過期産の境目。加えて、「〜週6日」までがその区分に含まれる点(36週6日までが早産、41週6日までが正期産)に注意する。誤肢は、下限または上限が1週ずれたものになる。
理解を深める
早産を整理する。頻度=全分娩のおよそ5〜6%になる。危険因子=①既往(最も強い因子)、②多胎、③子宮の異常(子宮筋腫、子宮奇形、頸管無力症)、④感染(絨毛膜羊膜炎、細菌性腟症、歯周病、尿路感染)、⑤前置胎盤と常位胎盤早期剥離、⑥羊水過多、⑦妊娠高血圧症候群、⑧喫煙、⑨低栄養とやせ、⑩若年と高年、⑪過度の労働とストレス、⑫短い妊娠間隔。切迫早産=早産となる危険が高い状態。①規則的な子宮収縮、②子宮頸管の短縮と開大、③破水。対応=安静、子宮収縮抑制薬、感染への対応、そして胎児の肺成熟を促す副腎皮質ステロイドの母体投与(妊娠24〜34週)。加えて、妊娠32週未満では、脳性麻痺の予防として硫酸マグネシウムが用いられることがある。前期破水=陣痛の発来前に破水すること。感染と臍帯脱出の危険があり、①感染の徴候(発熱、子宮の圧痛、羊水の混濁と悪臭、母体の頻脈、胎児の頻脈、白血球と炎症反応の上昇)、②臍帯脱出(破水の直後に胎児心拍を確認する)に注意する。早産児の問題=①呼吸窮迫症候群(肺のサーファクタントの不足)、②無呼吸発作、③動脈管開存症、④脳室内出血と脳室周囲白質軟化症、⑤壊死性腸炎、⑥未熟児網膜症、⑦感染、⑧体温の維持の困難、⑨低血糖、⑩黄疸、⑪哺乳の困難。妊娠週数が小さいほど、これらの危険が高まる。看護=①切迫早産で入院する妊婦への支援(長期の安静に伴う苦痛=腰背部痛、便秘、筋力の低下、退屈、そして不安。加えて、上の子と仕事への心配。安静の意味を説明し、できる範囲の活動と気分転換を工夫する)、②不安への対応(児が助かるか、障害が残るか、という不安は極めて強い。正確な情報を、繰り返し伝える)、③家族への支援、④出生後の児の状態と、新生児集中治療室での面会の説明、⑤母乳の維持(搾乳の支援。早産児にとって母乳は特に重要になる)、⑥退院と、その後の育児への支援。
間違えやすい考え方
定義の数値を問う型で、誤肢が1週ずれた区分である。3つの境目の数値で切る。
5分で振り返る
①分娩の時期=流産は妊娠22週未満、早産は22週0日〜36週6日、正期産は37週0日〜41週6日、過期産は42週0日以降。②22週の境目は、この時期以降なら胎外での生存の可能性があることによる。③37週の境目は、児の成熟がおおむね完了することによる。④「〜週6日」までがその区分に含まれる。⑤早産は全分娩のおよそ5〜6%。最も強い危険因子は早産の既往。⑥切迫早産=規則的な子宮収縮、頸管の短縮と開大、破水。対応は安静、子宮収縮抑制薬、感染への対応、そして妊娠24〜34週での副腎皮質ステロイドの母体投与(胎児の肺成熟)。⑦前期破水では、感染と臍帯脱出に注意する。⑧早産児の問題=呼吸窮迫症候群、無呼吸発作、脳室内出血、未熟児網膜症、体温維持の困難、低血糖。
1分チェック
- 早産期は。→ 妊娠22週0日から36週6日(正期産は37週0日から41週6日)。
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