Open-ended question〈開かれた質問〉はどれか。
公式正答:4
解説
開かれた質問(オープンエンドクエスチョン)にあたるものを問う。「自宅ではどのように過ごしていましたか」である。
この問題で問われていること
質問の型を、答え方の自由度で区別できるか。
しくみから理解する
開かれた質問は、「はい・いいえ」や一語では答えられず、相手が自分の言葉で自由に語れる形の質問になる。「どのように」「どんな」「何を」「どうして」といった問いかけがこれにあたる。相手が話す内容と順序を選べるため、①予想していなかった情報が得られる、②相手の関心と価値観が分かる、③相手が主体になる、④話すこと自体が整理を助ける、という利点がある。一方で、時間がかかり、また答えにくい人もいるため、場面と相手に応じて使い分ける。
選択肢ごとの確認
「頭は痛みませんか」は閉じた質問になる。「はい・いいえ」で答えられる。
「昨夜は眠れましたか」も閉じた質問になる。
「気分は悪くありませんか」も閉じた質問になる。加えて、否定形で尋ねているため、答えが曖昧になりやすい(「はい」が「気分が悪い」なのか「悪くない」なのか分からない)。否定形での問いかけは避け、「気分はいかがですか」といった形にする方が明確になる。
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混同しやすいポイント
答え方の自由度で区別する。「はい・いいえ」や一語で答えられる=閉じた質問。自分の言葉で語る必要がある=開かれた質問。誤肢はすべて閉じた質問であり、しかも3つとも否定形または確認の形になっている。なお、閉じた質問が悪いわけではなく、①正確な情報を短時間で得たい、②意識が低下している、③疲労が強い、④緊急の場面、⑤話すのが苦手な人、といった場面では有効になる。
理解を深める
面接技法を整理する。開かれた質問=自由に語れる。話の始まりと、深めたいときに用いる。閉じた質問=事実を確認する。焦点を絞るときと、相手の負担を減らすときに用いる。両者を組み合わせ、開かれた質問から始めて、必要に応じて閉じた質問で確認するという流れ(漏斗型)が基本になる。その他の技法=①傾聴(相手に注意を向け、話を遮らず、沈黙も許す)、②相づちとうなずき、③繰り返し(相手の言葉をそのまま返す)、④言い換え(相手の言葉を別の表現で返し、理解を確認する)、⑤明確化(曖昧な部分を尋ねる)、⑥要約(話をまとめて確認する)、⑦感情の反映(言葉にされていない気持ちを言葉にして返す)、⑧支持と共感、⑨沈黙を守る(考える時間を与える)。避けたい対応=話を遮る、話題を変える、評価と批判、安易な励まし、一般化(「みんなそうです」)、そして「なぜ」を繰り返す(責められていると感じさせる)。非言語的な要素=表情、視線、姿勢、距離、そして声の調子。言葉の内容より、これらの方が強く伝わることもある。目線の高さを合わせる、腕を組まない、そして相手が話しているときにメモばかり取らない、といった配慮が関係をつくる。
間違えやすい考え方
質問の型を問う型で、誤肢がすべて閉じた質問である。答え方の自由度で切る。
5分で振り返る
①開かれた質問=「はい・いいえ」や一語では答えられず、自分の言葉で語る形。「どのように」「どんな」「何を」。②利点=予想外の情報、相手の関心と価値観、相手が主体になる、話すこと自体が整理を助ける。③閉じた質問=「はい・いいえ」や一語で答えられる。正確な情報を短時間で得たいとき、疲労が強いとき、緊急時に有効。④否定形の問いかけ(「悪くありませんか」)は答えが曖昧になるため避ける。⑤開かれた質問から始めて閉じた質問で確認する流れ(漏斗型)が基本。⑥技法=傾聴、繰り返し、言い換え、明確化、要約、感情の反映、沈黙。⑦避けたい対応=話を遮る、評価と批判、安易な励まし、一般化。
1分チェック
- 開かれた質問とは。→ 「どのように」など、自分の言葉で自由に語れる質問。
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