使用後の注射針を廃棄する容器のバイオハザードマークの色はどれか。
公式正答:2
解説
使用後の注射針を廃棄する容器のバイオハザードマークの色を問う。黄色である。
この問題で問われていること
廃棄物の性状と、マークの色の対応を覚えているか。
しくみから理解する
感染性廃棄物は、バイオハザードマークにより3色に分別される。黄色=鋭利なもの(注射針、メス刃、アンプル、そしてガラス片)。耐貫通性の容器に入れる。橙色=固形状のもの(血液の付着したガーゼ、包帯、手袋、チューブ類)。赤色=液状または泥状のもの(血液、体液、そして血液製剤)。密閉できる容器に入れる。この分別により、取り扱う人が中身の危険性を判断でき、針刺しなどの事故を防げる。容器は、使用する場所の近くに置き、8割程度で交換する。
選択肢ごとの確認
赤は、液状または泥状のものになる。血液、体液、血液製剤など。
黒は、感染性廃棄物のバイオハザードマークの色ではない。
橙は、固形状のものになる。血液の付着したガーゼ、包帯、手袋、チューブ類など。
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混同しやすいポイント
「黄=鋭利(針)、橙=固形(ガーゼ)、赤=液状(血液)」と、3つを対応づけて覚える。誤肢のうち、赤と橙は実際に用いられる色であり、対応する性状を取り違えないことが要点になる。実務では、色だけでなく、容器の形状(針入れは耐貫通性の硬い容器)でも区別できる。
理解を深める
医療廃棄物の管理を整理する。分類=①感染性廃棄物(血液等が付着したもの、病原体に汚染されたおそれのあるもの)、②非感染性廃棄物。感染性廃棄物は、廃棄物処理法と、感染性廃棄物処理マニュアルにもとづいて処理される。判断の基準=①形状(血液等、鋭利なもの、病理廃棄物、血液等が付着したもの)、②排出場所(感染症病棟、手術室、検査室などから排出されたもの)、③感染症の種類(1〜3類感染症、4類・5類の一部)。分別=上記の3色。容器=密閉できる、収納しやすい、そして損傷しにくいもの。鋭利なものは耐貫通性の容器に入れる。管理=特別管理産業廃棄物管理責任者を置き、マニフェスト(産業廃棄物管理票)により、排出から最終処分までを追跡する。運搬と処分は、許可を受けた業者へ委託する。排出した事業者は、最終処分まで責任を負う(排出事業者責任)。看護の実務での注意=①分別を正しく行う(誤った分別は、処理する人を危険にさらす)、②容器を満杯にしない、③針をリキャップしない、④容器の移動時は上部を持たない(内容物が飛び出す危険)、⑤在宅で使用した注射針は、患者に廃棄の方法を指導する(多くは医療機関へ持参する)。在宅医療の広がりに伴い、家庭から出る医療廃棄物の扱いも課題になっている。
間違えやすい考え方
色の対応を問う型で、誤肢に実際に用いられる色が混ぜられている。黄=鋭利、橙=固形、赤=液状で切る。
5分で振り返る
①感染性廃棄物のバイオハザードマークは3色。②黄=鋭利なもの(注射針、メス刃、アンプル、ガラス片)。耐貫通性の容器に入れる。③橙=固形状のもの(血液の付着したガーゼ、包帯、手袋、チューブ)。④赤=液状または泥状のもの(血液、体液、血液製剤)。密閉できる容器に入れる。⑤容器は使用する場所の近くに置き、8割程度で交換する。⑥感染性廃棄物の判断は、形状・排出場所・感染症の種類による。⑦マニフェストにより排出から最終処分まで追跡し、排出した事業者が最終処分まで責任を負う。
1分チェック
- 注射針の廃棄容器のマークは。→ 黄色(鋭利なもの)。
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