100 mg/5 mL と表記された注射薬を75 mg 与薬するのに必要な薬液量を求めよ。 ただし、小数点以下第2位を四捨五入すること。 解答:①.②mL
公式正答:3.8
解説
100mg/5mLと表記された注射薬を75mg与薬するのに必要な薬液量を計算する。公式正答は3.8mLである。
この問題で問われていること
濃度と必要量から、薬液量を求められるか。
しくみから理解する
表記の「100mg/5mL」は、5mLの中に100mgの薬が含まれることを意味する。したがって、1mLあたりは100÷5=20mgになる。75mgを与薬するのに必要な量は、75÷20=3.75mLとなり、小数点以下第2位を四捨五入して3.8mLになる。別の解き方として、比例で求めることもできる。100mg:5mL=75mg:求める量、とおいて、求める量=5×75÷100=3.75mLとなる。どちらの方法でも同じ結果になる。
もっと詳しく読む
混同しやすいポイント
計算の手順は、①1mLあたりの量を求める、②必要量を1mLあたりの量で割る、の2段階になる。あるいは、比例式を立てる。誤りやすいのは、①分母と分子を逆にする、②四捨五入の桁を間違える、③単位を取り違える(mgとgなど)、の3点になる。設問文が「小数点以下第2位を四捨五入」と指示している点も確認する。3.75の第2位(5)を四捨五入して3.8になる。
理解を深める
与薬に関わる計算を整理する。①薬液量=必要量÷濃度(1mLあたりの量)。②希釈=原液の量×原液の濃度=希釈後の量×希釈後の濃度。③点滴の滴下数=(総量mL×1mLあたりの滴数)÷所要時間(分)。一般用の輸液セットは1mLが20滴、小児用は1mLが60滴になる。④1分間の滴下数から所要時間を逆算することもできる。⑤酸素ボンベの残量=充填容量×(現在の圧÷充填圧)。使用可能時間=残量÷流量。⑥体格指数=体重kg÷(身長m)の2乗。⑦目標体重=(身長m)の2乗×22。⑧1日の必要エネルギー=目標体重×身体活動レベルの係数。⑨輸液の速度(mL/時)=総量÷時間。計算の場面での注意=①単位をそろえる(mgとg、mLとL、分と時間)、②桁を確認する、③指示された四捨五入の桁を守る、④計算の後、その処方と場面に照らして値が妥当かを確認する。見るのは絶対的な上限ではなく、指示された投与時間・投与量と合っているかである(たとえば1分間200滴は、一般用輸液セット〈1mL20滴〉でおよそ600mL/時にあたり、循環血液量減少性ショックの初期輸液としては妥当な速度になる。薬液50mLも通常ありうる量である)。実務では、計算の誤りが過量投与と過少投与につながるため、必ず2人で確認する、電卓を用いる、そして施設で定められた換算表を使うといった仕組みで防ぐ。「暗算でできる」と過信しないことが、安全につながる。
間違えやすい考え方
計算問題で、濃度から1mLあたりの量を求めて割る。四捨五入の桁の指示を確認する。
5分で振り返る
①「100mg/5mL」は、5mL中に100mgを含む。1mLあたりは100÷5=20mg。②必要量÷1mLあたりの量=75÷20=3.75mL。小数点以下第2位を四捨五入して3.8mL。③比例式でも解ける(100mg:5mL=75mg:求める量、で3.75)。④誤りやすいのは、分母と分子の逆、四捨五入の桁、単位の取り違え。⑤点滴の滴下数=(総量mL×1mLあたりの滴数)÷時間(分)。一般用は1mLが20滴、小児用は60滴。⑥計算の後、値が現実的かを確認する。⑦実務では、2人での確認、電卓、換算表といった仕組みで誤りを防ぐ。
1分チェック
- 100mg/5mLの薬を75mg与えるには。→ 3.8mL(1mLあたり20mg、75÷20=3.75)。
この問題に対応する教材の確認中です。