次の文を読み、問いに答えよ。Aさん(30歳、初産婦)はX年2月5日に妊婦健康診査のために来院した。X年2月のカレンダーにAさんの受診日と分娩予定日を示す。
看護師は、医師からA さんの母子健康手帳に受診時の妊娠週数と日数を記入す るよう依頼された。 A さんの受診時の妊娠週数および日数で正しいのはどれか。
公式正答:3
解説
カレンダーに示された受診日と分娩予定日から、受診時の妊娠週数と日数を求める。妊娠36週5日である。
この問題で問われていること
分娩予定日を基準に、妊娠週数を逆算できるか。
しくみから理解する
妊娠週数は、最終月経の初日を妊娠0週0日として数える。分娩予定日は、そこから280日後、すなわち妊娠40週0日にあたる。したがって、分娩予定日が分かっていれば、そこから逆算して任意の日の週数と日数を求められる。この設問では、カレンダー上で受診日(2月5日)から分娩予定日(2月28日)までが23日あり、23日は3週2日になる。40週0日から3週2日を引くと、36週5日になる。逆算の手順は、①予定日までの日数を数える、②その日数を7で割って週と日に直す、③40週0日から引く、の3段階になる。
選択肢ごとの確認
妊娠35週5日では、予定日まで4週2日(30日)となり、カレンダー上の日数と合わない。
妊娠35週6日でも、予定日まで4週1日(29日)となり、合わない。
妊娠36週6日では、予定日まで3週1日(22日)となり、1日ずれる。
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混同しやすいポイント
誤りやすいのは、①日数の数え方(当日を含めるかどうか)、②週と日への換算、③妊娠週数が0週0日から始まる点、の3つになる。妊娠週数は「満」で数え、7日そろって1週になる。したがって、36週5日の次の日は36週6日、その次が37週0日になる。カレンダーで日数を数えるときは、受診日の翌日から予定日当日までを数えると、間の日数になる。
理解を深める
妊娠週数と分娩の時期を整理する。数え方=最終月経の初日が妊娠0週0日。分娩予定日は280日後の40週0日。ネーゲレの概算法=最終月経初日の月に9を足す(または3を引く)、日に7を足す。ただし月経周期が28日でない場合や、周期が不規則な場合は、超音波検査による胎児の計測(妊娠8〜11週頃の頭殿長)で修正する。現在は、超音波による推定が標準になっている。分娩の時期の区分=流産は妊娠22週未満、早産は妊娠22週0日から36週6日、正期産は妊娠37週0日から41週6日、過期産は妊娠42週0日以降。妊娠期の区分=初期は妊娠13週6日まで、中期は14週0日から27週6日、後期は28週0日以降。妊婦健康診査の回数=妊娠23週まで4週に1回、24週から35週まで2週に1回、36週以降は1週に1回。合計でおよそ14回になる。週数が重要な理由=①胎児の発育の評価(推定体重を週数の基準と比較する)、②検査と処置の時期(妊娠糖尿病のスクリーニング、B群溶血性連鎖球菌の検査、超音波による形態の評価)、③分娩の管理(早産か正期産か過期産か)、④新生児の評価(在胎週数と出生体重から、適正か、小さいか、大きいかを判定する)。母子健康手帳への記載は、その後の医療者が経過を追えるようにするためであり、正確さが求められる。
間違えやすい考え方
計算の型で、誤肢が1日または1週ずれた値である。予定日=40週0日からの逆算で切る。
5分で振り返る
①妊娠週数は最終月経の初日を0週0日として数える。②分娩予定日は280日後の40週0日。③逆算=予定日までの日数を数え、7で割って週と日に直し、40週0日から引く。④この設問では23日=3週2日、40週0日−3週2日=36週5日。⑤ネーゲレの概算法=月に9を足す(3を引く)、日に7を足す。周期が不規則なら超音波で修正する。⑥流産は22週未満、早産は22週0日〜36週6日、正期産は37週0日〜41週6日、過期産は42週0日以降。⑦妊婦健診は23週まで4週に1回、24〜35週は2週に1回、36週以降は1週に1回。
1分チェック
- 分娩予定日は妊娠何週何日か。→ 40週0日。そこから逆算する。
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