第二次性徴で正しいのはどれか。
公式正答:1
解説
女児の第二次性徴は乳房の発育から始まり、恥毛、身長スパート、初経の順に進む。女児のほうが男児より2年ほど早い。
この問題で問われていること
第二次性徴の順序と男女差、時期を言えるか。個々の出来事の前後関係を正しく並べられるか。
しくみから理解する
女児の第二次性徴は、8〜10歳ごろの乳房発育(乳房腫大)から始まり、恥毛の発生、身長の急激な伸び(第二次発育急進期)と続き、最後に初経を迎える。初経の平均年齢はおよそ12歳で、初経の時点では身長の伸びのピークはすでに過ぎている。男児は10〜12歳ごろに精巣の増大から始まり、陰茎の発育、恥毛、変声、精通と進み、身長の伸びのピークは女児より2年ほど遅い。全体として女児のほうが男児より早く始まり早く終わる。精通の平均年齢はおよそ13歳で、11歳ではまだ大半が経験していない。
選択肢ごとの確認
8〜10歳ごろの乳房腫大が最初の徴候。
逆。女児のほうが2年ほど早い。小学校高学年で女子のほうが背が高い時期があるのはこのため。
順序が逆。身長の急伸(第二次発育急進期)のピークを過ぎてから初経が来る。初経後の身長の伸びは限られる(およそ数cm)。
精通の平均は13歳ごろ。11歳ではまだ大半が経験していない。
もっと詳しく読む
混同しやすいポイント
初経と身長スパートの前後関係が問われやすい。「伸びてから初経」の順序を押さえる。初経後の伸びが限られることは、成長を心配する保護者への説明でも使う知識である。
理解を深める
第二次性徴の順序を評価する枠組みとしてタナー段階(乳房・陰毛・外性器の発達を5段階で評価)がある。順序から外れる進み方や、極端に早い・遅い場合は思春期早発症・遅発症を疑う。女児で7歳6か月未満の乳房発育、男児で9歳未満の精巣増大が早発の目安。神経性やせ症では体脂肪の減少で視床下部からのGnRH分泌が抑えられ、無月経になる。思春期のケアでは、身体の変化に対する戸惑いや羞恥心に配慮し、プライバシーを守った関わりが求められる。
間違えやすい考え方
順序・男女差・年齢という3つの軸で1肢ずつ誤らせる型。時系列を1本の線に描いてから選択肢を当てると確実。
5分で振り返る
女児=乳房発育(8〜10歳)→恥毛→身長スパート→初経(平均約12歳)。男児=精巣増大(10〜12歳)→陰茎発育→恥毛→変声→精通(平均約13歳)。女児のほうが約2年早く始まり早く終わる。身長スパートのピークは初経より前で、初経後の伸びは限られる。評価にはタナー段階を用いる。
1分チェック
- 女児の第二次性徴は何から始まるか
- 男女どちらが早く始まるか
- 初経と身長スパートはどちらが先か
- 精通の平均年齢はいくつか
この問題に対応する教材の確認中です。