運動機能の発達で3歳以降に獲得するのはどれか。
公式正答:4
解説
運動機能の発達で3歳以降に獲得するものを問う。けんけん(片足跳び)をすることである。
この問題で問われていること
粗大運動の発達の順序を、年齢とともに覚えているか。
しくみから理解する
粗大運動の発達には、おおよその目安がある。首がすわる=3〜4か月。寝返り=5〜6か月。ひとりすわり=7〜8か月。つかまり立ち=9〜10か月。ひとり歩き=1歳〜1歳3か月。階段を昇る(片足ずつ、手すりや支えを使う)=1歳6か月頃。ボールを蹴る=2歳頃。三輪車をこぐ=3歳頃。片足で数秒立つ=3〜4歳。けんけん(片足跳び)=4歳頃。スキップ=5歳頃。したがって、選択肢のうち3歳以降に獲得するのは、けんけんになる。
選択肢ごとの確認
階段を昇るのは1歳6か月頃になる。乳幼児健康診査の1歳6か月児健診では、ひとり歩きの安定とあわせて確認される項目の一つになる。
ひとりで立つのは1歳前後になる。つかまり立ちが9〜10か月、ひとり立ちが1歳前後、ひとり歩きが1歳〜1歳3か月という順序をとる。
ボールを蹴るのは2歳頃になる。歩行が安定し、片足に体重を移せるようになると可能になる。
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混同しやすいポイント
発達の指標は、健康診査の時期(1歳6か月児健診、3歳児健診)と結びつけて覚えると整理しやすい。1歳6か月=ひとり歩き、意味のある単語、階段を昇る。3歳=三輪車、片足立ち、丸を描く、自分の名前を言う。けんけんとスキップは、それより後の4〜5歳になる。個人差があるため、目安から少し外れることは珍しくないが、明らかな遅れは精密検査の対象になる。
理解を深める
発達の評価には、粗大運動、微細運動、言語、社会性の4つの領域を用いる。微細運動=手を口へ持っていく(3か月)、物をつかむ(4〜5か月)、持ち替える(6〜7か月)、親指と人差し指でつまむ(9〜10か月)、なぐり描き(1歳半)、積み木を数個積む(2歳)、丸を描く(3歳)、四角を描く(4〜5歳)、はさみを使う(3〜4歳)。言語=喃語(4〜6か月)、意味のある単語(1歳)、二語文(2歳)、自分の名前を言う(3歳)。社会性=人見知り(6〜8か月)、模倣(1歳)、平行遊び(2〜3歳)、順番を待つ(4〜5歳)。これらの目安は、日本の乳幼児身体発育調査と、デンバー式発達スクリーニング検査などにもとづく。看護では、単に「できるかどうか」だけでなく、家庭での様子、保護者の心配、そして成育環境をあわせて評価する。発達には順序性があり、頭部から尾部へ、中枢から末梢へ、粗大から微細へと進む。この原則を知っていれば、個々の指標を丸暗記しなくても、順序の妥当性を判断できる。
間違えやすい考え方
発達の年齢を問う型で、誤肢がすべて1〜2歳台の指標である。健康診査の時期と結びつけて覚える。
5分で振り返る
①階段を昇る=1歳6か月頃。②ひとりで立つ=1歳前後。③ボールを蹴る=2歳頃。④三輪車をこぐ=3歳頃。片足で数秒立つ=3〜4歳。⑤けんけん(片足跳び)=4歳頃。スキップ=5歳頃。⑥発達の評価は粗大運動・微細運動・言語・社会性の4領域で行う。⑦発達には順序性があり、頭部から尾部へ、中枢から末梢へ、粗大から微細へ進む。
1分チェック
- 3歳以降に獲得するのは。→ けんけん(片足跳び。4歳頃)。
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