体性感覚はどれか。
公式正答:2
解説
感覚は体性感覚・特殊感覚・内臓感覚に分かれる。触覚は皮膚で受ける体性感覚。視覚・聴覚・平衡覚は特殊感覚。
この問題で問われていること
感覚の分類を言えるか。体性感覚に何が含まれるかを正確に区切れるか。
しくみから理解する
感覚は受容器の種類と場所によって3群に分けられる。体性感覚は、皮膚で受ける表在感覚(触覚・圧覚・温度覚・痛覚)と、筋・腱・関節で受ける深部感覚(位置覚・振動覚・運動覚)からなる。特殊感覚は頭部にある専用の器官で受けるもので、視覚・聴覚・平衡覚・味覚・嗅覚の5つ。内臓感覚は内臓の状態を伝えるもので、臓器感覚(空腹・満腹・尿意・便意・渇き)と内臓痛覚がある。触覚は皮膚の受容器(マイスネル小体・メルケル細胞・パチニ小体・ルフィニ終末)が担う典型的な体性感覚である。 【接地元】ガイトン生理学 体性感覚:機構の概要、触覚と位置感覚(第48章)、人体の構造と機能 第5版 感覚器
選択肢ごとの確認
眼という専用の器官で受ける特殊感覚。
皮膚の受容器で受ける表在感覚で、体性感覚に含まれる。
内耳の蝸牛で受ける特殊感覚。
内耳の前庭と半規管で受ける特殊感覚。
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混同しやすいポイント
特殊感覚が5つ(視覚・聴覚・平衡覚・味覚・嗅覚)であることを覚えておけば、それ以外は体性感覚か内臓感覚と機械的に判定できる。特殊感覚はすべて頭部にあり、脳神経が担う。
理解を深める
体性感覚の伝導路は2系統に分かれる。識別性のある触覚と、振動覚・位置覚などの深部感覚は後索-内側毛帯路(延髄で交叉)、痛覚・温度覚は外側脊髄視床路(脊髄で交叉)を通る。粗大な触圧覚は前脊髄視床路を通り、こちらも脊髄で交叉する。この違いが、脊髄の半側障害で「同側の深部感覚障害と対側の痛覚温度覚障害」という特徴的な組合せを生む(ブラウン・セカール症候群)。皮膚の受容器は種類によって適する刺激が違い、マイスネル小体は動く触覚、メルケル細胞は持続的な圧、パチニ小体は振動、ルフィニ終末は皮膚の伸展を感じる。
間違えやすい考え方
分類を問う設問で、同じ「感覚」という語がつくものを並べる型。3分類(体性・特殊・内臓)と、特殊感覚の5つを覚えておけば確実に解ける。
5分で振り返る
感覚=①体性感覚(表在感覚=触覚・圧覚・温度覚・痛覚/深部感覚=位置覚・振動覚・運動覚)②特殊感覚(視覚・聴覚・平衡覚・味覚・嗅覚の5つ・すべて頭部・脳神経が担う)③内臓感覚(臓器感覚=空腹・満腹・尿意・便意・渇き/内臓痛覚)。体性感覚の伝導路は、識別性のある触覚と深部感覚が後索-内側毛帯路(延髄で交叉)、痛覚と温度覚が外側脊髄視床路(脊髄で交叉)。粗大な触圧覚は前脊髄視床路を通り、脊髄で交叉する。
1分チェック
- 感覚の3分類は何か
- 特殊感覚を5つ挙げられるか
- 体性感覚は何と何に分かれるか
- 深部感覚には何が含まれるか
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