令和元年(2019 年)の0歳男児の平均余命はどれか。
公式正答:2
解説
令和元年(2019年)の0歳男児の平均余命を問う。81.4年である。
この問題で問われていること
平均寿命の水準を覚えているか。
しくみから理解する
0歳児の平均余命を平均寿命という。令和元年(2019年)では、男性が81.41年、女性が87.45年であった。日本は世界でも有数の長寿国である。令和元年の簡易生命表に載る国際比較では、女性は香港に次ぐ第2位、男性は香港とスイスに次ぐ位置であった。順位は比較する年と対象範囲によって変わるため、公表資料の年次を確かめて読む。平均寿命は、その年の年齢別死亡率が今後変わらないと仮定して算出されるもので、実際にその年に生まれた人が何歳まで生きるかを予測したものではない。生命表から求められ、毎年公表される簡易生命表と、5年ごとの国勢調査に基づく完全生命表がある。
選択肢ごとの確認
78.4年は、令和元年の日本の男性の平均寿命としては低すぎる。日本の男性の平均寿命は平成17年(2005年)で78.56年であり、78.4年に近いのは2000年代半ばの値になる。
84.4年は、男性の値としては高すぎる。女性の値(87年台)と男性の値(81年台)の間になる。
87.4年は、令和元年の女性の平均寿命(87.45年)にあたる。男性の値ではない。
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混同しやすいポイント
「男性81年、女性87年、その差およそ6年」と、丸めた形で覚えるのが実用的になる。誤肢のうち87.4年は女性の値であり、男女を取り違えると誤る。設問文が「0歳男児」と明示している点を確認する。また、平均寿命と健康寿命(健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間)の違いも、あわせて押さえる。健康寿命は男性が約72年、女性が約75年で、平均寿命との差(不健康な期間)は男性で約9年、女性で約12年になる。
理解を深める
生命表に関する指標を整理する。平均余命=ある年齢の人が、その後平均して何年生きられるかを示す。平均寿命=0歳の平均余命。健康寿命=健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間。この差を縮めることが、健康日本21の目標の一つになる。死因=日本の死因の順位は、悪性新生物、心疾患、老衰、脳血管疾患、肺炎が上位を占める(年により順位が入れ替わる)。老衰が増えているのは、高齢化と、死亡診断の考え方の変化による。年齢調整死亡率=年齢構成の違いを取り除いて比較するための指標で、地域間や年次間の比較に用いる。粗死亡率は高齢化により上昇するが、年齢調整死亡率は低下傾向にある。乳児死亡率=出生千対で、日本は世界で最も低い水準(約1.8)にある。母子保健の水準を示す指標として国際比較に用いられる。これらの数値は毎年更新されるため、受験の年に対応する最新の値を確認する必要がある。とくに、順位が入れ替わる指標(死因、有訴者率の項目など)は注意が要る。
間違えやすい考え方
数値を問う型で、誤肢に女性の値が混ぜられている。男性81年・女性87年をセットで覚える。
5分で振り返る
①平均寿命=0歳の平均余命。令和元年は男性81.41年、女性87.45年。②男女差はおよそ6年。③平均寿命は、その年の年齢別死亡率が変わらないと仮定して算出する。④健康寿命=日常生活が制限されることなく生活できる期間。男性約72年、女性約75年。⑤平均寿命との差は男性約9年、女性約12年で、この差を縮めることが目標になる。⑥死因の上位は悪性新生物、心疾患、老衰、脳血管疾患、肺炎(年により順位が変わる)。⑦年齢調整死亡率は年齢構成の違いを取り除いた指標で、地域間・年次間の比較に用いる。
1分チェック
- 令和元年の0歳男児の平均余命(平均寿命)は。→ 81.4年(女性は87.4年)。
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